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五条side
「硝子硝子うっせぇな…
硝子じゃねーんだもん、返事のしようがねぇじゃん」
『____』
いや、急に黙るなよ。
確かに、これは硝子の携帯だけど。
硝子今寝てんだよ、だから俺が出てる訳。
傑は何処だって?…知らね、どっか行った。
『ぅ…今の、聞かなかった事にして。』
「何でだよ、」
『だって……き、聞かれたくない、から…?』
は?意味分かんね。
何だよ、硝子には言うけど俺には聞かれたくないって。
__それじゃあまるで…
「__俺の事、嫌いなの?」
『_____え?』
ああ俺、何やってんだ俺。
何が「俺の事、嫌いなの?」なんだよ。俺がお前の事好きって言ってるみたいじゃん。
『…別に、嫌いじゃ…ないけど。』
「あっそ、」
あ"ー、調子狂った。
何であんな事言ったんだ、俺。馬鹿じゃん、
__の前に。
「__俺、今からそっち行く。何処だよ、そこ。」
仕切り直してそう聞いた。
『ち、千葉だけど…来なくて大丈夫だよ、補助監督さんも居るし。』
「そんな奴に任せられっかよ、」
「てかお前、脚怪我してんだろ?じゃあ動くなよ。」
『あ…うん
.
.
ありがと、』
何処か寂しげに言うAの声に、胸が締め付けられる。
こいつはやっぱり傑が好きなのか?
なんて、どうでも良い思考が脳内を巡った。
傑が好きなら、
俺が行っても…
Aにとっては何にもならないのかもしれない。
ただ、傑にだけは負けたくないという頑なな感情が心を支配していた。
硝子には悪いが、携帯は借りていく。住所等、聞かなければならないから。
__俺は早速寮を出る支度をすれば、空いている補助監督に車を出してもらった。
「_____馬鹿、」
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辛味噌らぁめん(プロフ) - プスメラウィッチさん» あ、微妙な五条悟オチで一応完結してます!! ありがとうございます! (2021年4月3日 7時) (レス) id: b998454b66 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年4月3日 1時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
辛味噌らぁめん(プロフ) - ふらっぺさん» わ、ありがとうございます !! 頑張ります ! (2021年3月21日 21時) (レス) id: 8b5fb8a06d (このIDを非表示/違反報告)
ふらっぺ(プロフ) - めっちゃきゅーんってなりました!!更新頑張ってください、応援してます!! (2021年3月21日 19時) (レス) id: bcf3d49fc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:辛味噌らぁめん | 作成日時:2021年3月4日 20時