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こんなに長くなる予定じゃなかったんです許して
.
「目的はそれだけ?」
「?ええ、そうですけど?ただ滅茶苦茶にしたかっただけです」
「あんた、相当歪んでるね」
「お褒めいただき光栄です」
散々人の気持ちを踏みにじって、それで幸せそうに笑うなんて。
こんな奴に頼ったあたしもあたしだけど。
とにかくここも危険だ。
一刻も早く出ないとなにかがやばい気がする。
あたしの何かがそう予感した。
「……」
「貴女ってすごく顔に出やすいですよねぇ。まさか逃げようなんて思ってませんよね、Aさん?」
「お…もってるはずないでしょ、菊さん?」
「それはよかったです。だってもう、あなたの居場所はどこにもありませんから」
「は…?」
「言ったじゃないですか、私。“大切なものであるほどぶっ壊したくなる”って……」
うっとりとした顔で言う菊さんの目があたしを映し出す。
光のない冷たい笑顔。
嫌だ、あたしはこんな奴なんて……
「最低…っ」
「私が、ですか?心外ですね、貴女を愛していると言っているのに」
「これが愛なら、あんたの頭はおかしいよ」
「だったら何だと言うんです?反抗も出来ないくせに」
「あたしはあんたが嫌いだから。だからあんたとなんて御免」
多分バレてる。
あたしがとっくに彼を好きになっていたことくらい。
ぐちゃぐちゃな思考回路はなんとかして拒絶しようとするも、それより先に体が正直だった。
「泣かなくてもいいじゃないですか。どうせ貴女には私しか居ないのに」
「じゃあもうこれ以上はしないで。充分傷ついたから」
「約束はできませんが、まぁいいでしょう。ひとまずはお腹いっぱいです」
抱擁を拒むこともしなかった。
だって受け入れると言ってしまったから。
どんなに狂っている愛でもいい、満たしてほしかった。
元凶は菊さんではあったけど。
もうどうでもいい、そう思うあたしも結構重症だろうか。
孤独を癒してくれたのも彼だったわけだし。
——敗者が手にしたものは、彼自身が望む幸福だった。
_____
うわぁ…雑
こんなはずじゃなかった感すごい。
ヤンデレではないな!うん!
ごめんなさいほんと…はるちゃんのお話で回復してくださいね…
次私の番になるときにはちゃんと書けるように頑張ります。
失礼いたしました。
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はる@四季(プロフ) - しまさん» 大丈夫でしたか、あれで…?見返したら改行使い過ぎてました… (2023年1月4日 13時) (レス) id: 17e09ea40f (このIDを非表示/違反報告)
しま(プロフ) - リクエスト、受けてくださってありがとうございました…!もう尊さで消し飛んでしまいそうでした…((ありがとうございました!! (2023年1月4日 11時) (レス) @page18 id: 662a11b162 (このIDを非表示/違反報告)
はる@四季(プロフ) - 空木さん» 本当ですね。ご指摘ありがとうございます。全て修正しておきます (2023年1月2日 17時) (レス) id: 17e09ea40f (このIDを非表示/違反報告)
空木(プロフ) - 人名表記のことなのですが…フランシス・ボヌフォワだと思います…! (2023年1月2日 16時) (レス) id: f355203805 (このIDを非表示/違反報告)
楓 - リクエスト受けてくださりありがとうございます! (2023年1月1日 23時) (レス) @page17 id: a4aa5f5f69 (このIDを非表示/違反報告)
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