【名探偵コナン】変装怪盗、参上！【オリジナル】 (ページ9)

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vol.8 ページ9

～午後6時30分～
私は自宅に戻って、自室に籠っていた。
小学生のたった一言の呟きで…背筋が寒くなるなんて、今日はおかしいことばっかりだ。
ベッドの上で寝転がりながら枕に顔を埋め、考えに浸る。
まぁ、いいか…それよりも今日の計画を立てなければ。
私は足で反動をつけ一気に上半身を上げる。
キッドで出したってことは、ホンモノ様が来る可能性も否めないから…ここは、警察になりすまして行くか。
私はうん、と軽く頷くと警察の服を掴み自室の扉に手をかける。
ドアノブを捻った瞬間家のベルが鳴る。
手に持っていた服を慌てて片付け、急いで階段を下りる。
A「はいはーい、どちら様ですかー」
ガチャッ、と音を立てて勢いよく扉を開ける。
そこには、先程の小学生の男の子が立っていた。
私は、内心ドキッとしたが顔に出さないようにし笑顔で問いかける。
A「えっと…君？何か用がある？」
子供に対しての精一杯の優しさを使ったがその子は全然動かない。
何だぁ？この子…、変な感じ…。
顔の表情筋がひくつきそうになるのを堪えつつ、再度聞いてみる。
A「あの、どうしたの？」
すると男の子が不敵な笑みを浮かべる。
全身の毛が逆立った、背筋が寒い…。
でも、それ以上の何かを感じる。この子、本当に何…？
???「お姉さん、最近美術館に居なかった？」
急に質問して来たので私は咄嗟に答える。
A「居ないよ、さっ用事が無いなら帰った帰った！」
扉を閉めようとした瞬間、男の子が手を伸ばしてきていた。
何だろうと思った時にはもう男の子は走って帰っていた。
A「……な、んだったんだ…？」
頭を掻きつつ、家の中へと戻る。
残りあと、1時間