検索窓
今日:51 hit、昨日:56 hit、合計:110,134 hit

◇修行7 ページ33

「君は歌うのが好きなのだろ?記憶は忘れていても、以前好きだった事は身体が覚えているものだ。
頭の中の言葉はもしかしたら、君が前好きだった曲なのかもしれない」

『うーむ』

「それに俺は君の歌をずっと聴いていたいと思ったんだ。
綺麗な歌声を聴けないのは実に惜しい」

『……』くるっ

「A?」

素直に思った事を彼女に伝えると、何も言わずに俺に背を向けた
褒めたつもりだったのだが…

『手をは…離して…』
「何故だ?」

機嫌を損ねてしまったか?

「わ…悪いっ『ほっ…褒めてくれて嬉しい…けど』

バッと彼女の前へ移動し、覗くと真っ赤に潤んだ顔がそこにはあった


『てっ…照れる…からっ』


キュっと鷲掴みされる感覚だった
例えるなら撃ち抜かれた衝撃が全身を走る感覚だった


『鍾離さん…帰る』
「ふふっ…」


可愛らしい姿に自身も笑顔になる



『いい加減手を離してっ』
「階段から落ちるといけないから、このままで帰ろう」

『嫌っっっ私子供じゃないっ(照』




もちろん転んだ



​───────​───────…




そうして2週間経ったある日の事




『痛みなくなった!』



ベットに腰掛け包帯を取っていくと、あの時受けた傷が
そこにはあった


「だけど、跡になっちゃったね」

痛みは完全になくなったが、火傷が酷い所は跡となり
見た目は痛々しく残った

「…女性の身体に傷を残してしまったな…」

『そんな落ち込まないでよ!白先生も言ってたじゃん、応急処置は完璧だったーって!下手したら麻痺してたって言ってたから、鍾離さんの手当ては完璧だったんだよ!』

「しかし…」





『じゃあ鍾離さんが責任取ってくれたら良いよ』





「えっ」
「⁈」

彼女の突然の発言にその場の者は声を揃え身を固める



『私とずっとこれからも側に居て色々教えてくれたら許してあげる』


「Aそれって…それって?」ニタニタ

『こうでも言わないと鍾離さんずっと引き摺るでしょ?』


あー………そーゆ感じか…
無自覚に愛の告白したのかと……まぁAだしね←

鍾離さんどんまいっ



「…んんっ(咳払い)…承知した。璃月は契約の国だからな…では俺と君との契約だ」

『うん!じゃあ早速槍の稽古のご指導お願いします!』

「うむ。いいだろう」



(鍾離さん苦労するね?頑張れ)ボソッ
(……む)

◇修行8→←◇修行6



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (51 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
194人がお気に入り
設定タグ:原神 , 鍾離など , 各キャラ   
作品ジャンル:その他
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - わわわわわっ申し訳ありませんんっありがとうございますっっ!気が付きませんでしたっっ!外しましたっっっ!ご報告ありがとうございます! (2023年2月8日 17時) (レス) id: b63a4d1e18 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - オリ‘フラ立ってますよ!外したほうが良いと思います。 (2023年2月8日 11時) (レス) id: 40f7098858 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あぁあありがとうございますっっ色々書きたい話し沢山あるので頑張って更新出来たらなぁと思います!とても励みになりますご感想ありがとうございました! (2023年2月7日 19時) (レス) id: b63a4d1e18 (このIDを非表示/違反報告)
ももももももつつつ - 更新頑張ってください!!!! (2023年2月7日 16時) (レス) id: 0eb447a2e9 (このIDを非表示/違反報告)
ももももももつつつ - いいですね、この関係性というか話の進み方構成というか、、好きです…… (2023年2月7日 16時) (レス) @page32 id: 0eb447a2e9 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:紺翠 | 作成日時:2023年2月1日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。