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◇御使い3.1 ページ18

《鍾離視点》

風呂から上がり、火照る身体を軽く冷ますと。
話があると言っていた彼女の部屋へと足を運んだ。

道中度々、見せる浮かない顔から察するに
自分の能力的な部分が関係しているのだろうと憶測した。

戦闘はほぼ魈に任せていたのだが…食い入るように見ていた。
見て学ぼうとする貪欲さは褒め称えるべきだろう。
少々褒め過ぎかもしれないが、
俺が彼女に与える評価には我ながら自負している


この後話し込むのを想定して、夜分遅くなるのを避けるために着込んだら直ぐに向かうとするか…


暗がりの廊下を歩き、彼女の部屋と足を運んだ
戸を叩こうと腕を上げた時だった



ガタッ…​─────


人が倒れる音が聞こえたからだ。
もちろん彼女の部屋だっ…中に居るのは彼女だ


『ぃ……た…』


バンッ…​───────

「A!」


倒れているっ。
胸を押さえているっ…何だっ
顔色も悪い…

急いで抱き抱えると彼女はハッとしたように
こちらを見上げた。

『はぇ⁈びっ…あれ?』ハッ

「っ…しっかりしろっ大丈夫か?どこが痛む?」

顔・首・胸の順に身体を確認していく。
反応から痛みは無いようだ…

『もう…い…痛くないよっ。気持ち悪かったのは確かなんだけど……っ……だ…大丈夫…』

「本当か?…俺にまた隠そうとしてたりしないか?
…状況を聞かせてくれっ…」


『しょ…正直わからない。鍾離さんから貰った本に記入してただけなんだけど、単語を読んで何か思い出しかけて…
気付いたらここに……ごめんなさい』

彼女の戸惑いから、嘘を言っている訳では無さそうだ。
本人も焦っているみたいた。


生きた…心地がしない…
こんなに焦ったのは何年ぶりだろうか…
失うのが恐ろしいと感じたのは…もう何年も遥か昔の事だ

今なら数日前の彼女の気持ちが痛いほど理解出来る。

その気持ちを口にすると嬉しそうに俺の肩に擦り寄って来た。

このままで良いかと告げると照れながら断られてしまった。

そして、次に口にした言葉は彼女からの
強い意志を感じ、それに応じる事にした。

ふむ…共に闘いたいか…
出来るならば平和な日常を過ごして欲しいのだがな…


そして、他愛のない話を軽く話し、その夜は老けていった。

◇改め→←◇御使い3



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(プロフ) - わわわわわっ申し訳ありませんんっありがとうございますっっ!気が付きませんでしたっっ!外しましたっっっ!ご報告ありがとうございます! (2023年2月8日 17時) (レス) id: b63a4d1e18 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - オリ‘フラ立ってますよ!外したほうが良いと思います。 (2023年2月8日 11時) (レス) id: 40f7098858 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あぁあありがとうございますっっ色々書きたい話し沢山あるので頑張って更新出来たらなぁと思います!とても励みになりますご感想ありがとうございました! (2023年2月7日 19時) (レス) id: b63a4d1e18 (このIDを非表示/違反報告)
ももももももつつつ - 更新頑張ってください!!!! (2023年2月7日 16時) (レス) id: 0eb447a2e9 (このIDを非表示/違反報告)
ももももももつつつ - いいですね、この関係性というか話の進み方構成というか、、好きです…… (2023年2月7日 16時) (レス) @page32 id: 0eb447a2e9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紺翠 | 作成日時:2023年2月1日 10時

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