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46話目。by吹雪ほのか ページ48

_魔王城


シ「…あら?足りないですね。」


今日は魔王様とクッキーを作る約束をしている。材料の確認にキッチンへ来たのだが、卵が足りない。


シ「仕方ないですね。何処かへ行き材料を調達しましょう。」


シエラは軽い身支度を済ませる間、行き先を考えた。


確か、アベルモスコ王国にあるお店に美味しい紅茶の茶葉があったはず…。行き先をアベルモスコ王国に決め、向かった。




シ「…良し、これで全てですね。」


クッキーの材料(ついでに紅茶の茶葉)を手に入れ、城に帰ろうとした。しかし面白いものを見つけ足を止めた。


シ「あれは勇者達?」


いつの間に仲間が増えたのだろうか。前見た時は3人位だったはず。増えたメンバーの顔を1人1人確認する。


シ「…!なっ、何!?この可愛い子達は!?特に妖精の子!あぁぁ、話しかけたいぃぃ!」


四天王シエラ、彼女は可愛い子には目が無いのである。今までのおしとやかはどこへ行ったのやら。


よく見ると、勇者達はダンジョンへの道が迷路になっていて迷っている様子。


…口実が出来た。
一応魔王様に言っておこう。魔法を使い連絡する。


シ「…魔王様ですか?」


魔「んー?どうしたの、可愛いお人形さん?」


シ「勇者達がダンジョンへ向かっているのですが途中で迷っているようなので、私が案内してあげようかと。ダンジョン前でくたばるなんて、つまらないでしょう?」


魔「うん確かに!お願い、シエラ!帰って来たらお菓子作りだぞ!」


シ「…ふふっ、はい。」


…さてと、可愛い子に会いに行こう。




ギ「…他の案を考えろ。」


居た。シエラは可愛い子に触りたい欲を抑え、話しかけた。


シ「何かお困りですか?」


フ「君は?」


シ「名乗る程の者ではありませんよ。」


リ「えっと、私達ダンジョンへ行きたいの。」


シ「成程。ここら辺の事は詳しいのでお任せを。…着いてきて下さい。」


シエラは案内を始めた。魔王様を傷つけたあの魔法剣士には少し怪しまれてるけれど、その他の人は信用している。


あぁ。妖精ちゃんがすぐ側に…!後でしっかり名前を聞こう。


やがてダンジョンへたどり着いた。


シ「ここですね。」


ア「ここです!ありがとうございました!」


シ「いえいえ。…では最後に、そこの妖精さん。名前をお伺いしても?」


ロ「ローザ!」


シ「素敵なお名前。では失礼します。」


見てない隙に魔法で退却。ローザ、なんて可愛い名前。あの子の事はずっと忘れないだろう。

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吹雪ほのか@受験生(プロフ) - 更新しました!お話の更新は続編でお願いします! (2019年7月15日 21時) (レス) id: 694f5d10ee (このIDを非表示/違反報告)
吹雪ほのか@受験生(プロフ) - 更新しまーす! (2019年7月15日 20時) (レス) id: 694f5d10ee (このIDを非表示/違反報告)
86(ハチロク)(プロフ) - 更新しました。 (2019年7月15日 9時) (レス) id: b1210a8af9 (このIDを非表示/違反報告)
86(ハチロク)(プロフ) - 更新します。 (2019年7月15日 8時) (レス) id: b1210a8af9 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース(プロフ) - 更新しました (2019年7月14日 22時) (レス) id: a314e0ab78 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:吹雪ほのか@ピノさま | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年7月5日 20時

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