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◯5話〈シルヴィア〉 ページ5

「これ!シルヴィア!起きんか!」

朝早くに師匠の怒鳴り声が聞こえる。
うるさいな、もうちょっと寝かせろよ…
 
う〜ん…と微唾んでいると、僕の頬を本でべしべし叩いてくる師匠。
 
「なんだよ…」

「シルヴィア!お前宛に手紙が届いておるぞ!」

「手紙ぃ…?」

むくりと起き上がり、師匠から手紙を受け取って内容を見る。

すると、手紙にはこう書かれていた。

『こんにちは。

突然ですが、貴方には異世界へ行ってもらいます。そして、その世界で”学校生活”をしてもらいます。

大丈夫。恐れる事はありません。

ただ普通に生活をするだけです。

期間は1年。そして貴方の知り合いも一緒。

この手紙を持つ貴方は、選ばれたのです。

選ばれたからには、必ず行ってもらいます。

…それでは、行きましょう。』

なんだ、この手紙は…?
「異世界」だとか、「学校」とかよくわかんねえ。

…「学校」って何?

「はて、内容はなんと書かれていたのじゃ?」

「異世界行って学校生活するんだと…僕が」

「ほう、お前にはいい経験かもしれんな」

なんだよ、愛する娘が異世界行っちゃうのにその反応はないだろ…

「手紙の内容を見る限り一生帰れないというのはないみたいじゃしの」

それに強制のようじゃ、と師匠はいう。

「はあ…」

「ほれ!目を閉じて行ってこんか!」

なぜ師匠はこんなにハイテンションなんだ…
まあ、異世界、か。

いいじゃん、面白そうだ。

半ば強制的に目を瞑る僕。













しばらく閉じていた目を開ける。
そこは本当に知らない世界だ。

「どこだよ、ここ…」

なんか自分の姿も変わってるし!!


なんだろう、すごく帰りたい…

スオと遊びたい…

でも手紙には強制って書いてたし…
「1年間」って書いてたよな?

それに周りを見ると、帰る術はなさそうだ。

「仕方ないな!どうせ帰れないんなら思いっきり楽しんでやるよ!!」

そこから僕の1年間異世界生活が幕を開けた。

○6話〈たおる〉→←○4話〈ノエル〉



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紅葉@学生人(プロフ) - 更新終わりました! (2019年9月22日 16時) (レス) id: f9fa943488 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉@学生人(プロフ) - 更新します! (2019年9月22日 15時) (レス) id: f9fa943488 (このIDを非表示/違反報告)
柄餅(プロフ) - 更新しました! (2019年9月7日 19時) (レス) id: 89bccbc21d (このIDを非表示/違反報告)
柄餅(プロフ) - 更新します (2019年9月7日 18時) (レス) id: 89bccbc21d (このIDを非表示/違反報告)
むむー(プロフ) - 更新しました!! (2019年9月7日 17時) (レス) id: 530d6c09d3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:吹雪ほのか@受験生 x他14人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年8月10日 12時

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