【小説】転生者達の高校ライフ

○18話〈スオーナ〉 ページ18

キョロキョロしていると、幼馴染のシルがいた。

「シル、貴方も連れて来られちゃったんですか？」
「あぁ、スオもか！」

お友達を見つけ、途端に嬉しくなってくる。さらに、シナローちゃんやネオン、カムサルくんまでいる。

「シルいてよかったです。」
「僕もスオがいてよかったぜ!!」

相変わらずかっこいいシル。
皆を見てみるとちょっとずつ知り合いを見つけられている様子。

とりあえず、色んな人と関わらなくっちゃ。
私達はまず知り合いのシナローちゃんとネオンのところへ。

「二人も来ちゃったんですね。」
「あ、スオーナか。」
「そう、俺達も飛ばされた。」

親友のネオンと仲良くしたいけどちょっと距離があるシナローちゃんとも合流。あとは……。

「カムサルくん、レディ口説かないんですか？」
「おや、スオーナかな？会えて嬉しいよ。」
「こちらこそ！これで私達の世界の人はそろいましたね。」

ざっと見た所、20人くらいいる。私達が5人だから、単純計算だと1世界5人ずつ4世界から皆来たのかな？

「じゃあ、様子見ましょうか。」

とりあえず動きがあるまで駄弁っておくことにした。

すると、目の前の“花見川学園”と思しき建物の扉が開いた。誰か、来る……!?

きっとその人は何か知ってるはず。

恐怖とわずかな期待を抱いて、私は扉を見つめた。

----------ｷﾘﾄﾘ----------

シルヴィアちゃん、シナローちゃん、ネオン君、カムサル君お借りしました！

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