【小説】転生者達の高校ライフ

○19話〈シナロー〉 ページ19

『ネオン、ここが異世界ってところなのか？』

「あぁ、そうみたいだな。景色に風の匂いが違う」

『そうだよな、、どうすりゃいいんだろー？』

「しばらくしたら、手紙の送り主とかが来るんじゃねえか？」

『じゃあ、待機ってわけかー』

ネオンと会話をし、やっとここが異世界なんだと自覚し始めた。
それにしても、でっけー建物だなー。

大きな建物を見ていると聞き覚えのある声に声を掛けられた。

「二人も来ちゃったんですね。」

後ろを振り向くと顔見知ってるスオーナがいた。

『あ、スオーナか。』

「そう、俺達も飛ばされた。」

そこで少し会話をしてスオーナは、また違う人と話をしに行った。

そうだな、話回るのもいいかもしれない。
だけど、とりあえず他の見知らぬ顔の者達が何者なのかを知らないと……

僕は少し手掛かりがないか辺りを見渡してみる。

見知ってる顔は五人、ざっと見てここにいるのは２０人ってところか……

むー、朝っぱらだから頭が働かぬ…
そうだ、ネオンに聞こう！

『ネオンー？』

「どした？」

『顔見知りの者は５人いるじゃないか、それで見覚えのない顔が１５人ぐらい。つまりはどういうこと？』

「………俺達と同じように５人ずつに顔見知りの者達で分けられているなら２０÷５で４だから、、４つのグループに分けられて５人ずつ来てるってことになるな」

まぁ、それでも見覚えのないやつが多いから違う世界から来てるのかも知れないけどっと付け足して言う。

なるほど、色んな世界の人達が来てるってことかー
手紙の送り主は何をしたいんだか……全く読めん。

まぁいい。
とりあえず話が進むまで待つか。

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