閉じ込められた2人 ページ26
ある日
《今日終わってからちょっといいか！》
放課後
カフェで待ち合わせをする。
『なんだよ。』
《先頼もうぜ、何飲む？》
『コーヒーで。』
《コーヒー２つで。》
駿佑と2人で話すのはいつぶりだろうか。
変に緊張する。
《お前、もうアイドル目指さないの？》
『...無理だよ。俺ンチの事情知ってるだろ。』
《諦めていいのか？》
『紫耀は目指すの？』
《ああ！目指す！もう一度な。
榎本のおかげなんだぜ。あいつの一押しがなかった
ら俺の今はなかったから。》
俺の過去を知る奴はいない。
コイツにも教えてない。
『頑張れよ。』
《あのさ、聞きたいことあんだ。お前に！！
あいつのことどう思う？》
『あいつ？』
《榎本。好きか？》
『お前は？』
《好きだ。》
『そっか。なら、良かった...』
なんだよコイツ！！
好きじゃねえのかよ？
『お前だけには話しとくよ。』
＊
季節は冬になった。
「道枝くん。今日息抜きにちょっと付き合ってよ！」
ずっと勉強ばっかりでちょっとは
息抜きしよう。
「ここ一緒に来たかったの。」
『俺と？』
「そうだよ。」
ここから見える景色を2人で見たかった。
たった1年しか一緒にいられなかったけど
沢山の思い出ができた。
年が明けると離れ離れ...
「綺麗でしょ。」
横目でチラッとみると
一雫の涙を流した。
「えっ...」
この景色を見て泣いてるの？
泣いてるの？と問いかけれずに
また前を向く。
「東大に行って会えなくても
ずっと道枝くんの友達だしLINEしてね。」
『なんだよ。急に。寂しいだろ...』
道枝くんが前に言っていた、
見えるときは助けれるけど
見えなくなると助けれない。
その言葉を思い出した。
『今日はありがとう。最高だったよ。』
近づき頭をポンポンと優しく触れた。
『寒いから早く上がれ。』
「じゃあね！」
マンションの一階の自動販売機の所に
平野くんがいた。
《よっ！》
「ん...」
エレベーターに乗り込む。
上に上がるとガタッと大きな衝撃を感じて
エレベーター内が停電した。
「嘘でしょ...」
《停電ってやつ？？》
「そうぽいね...」
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いおり(プロフ) - 面白いです！もっともっとこのお話みたいです！楽しみにしています！ (2020年10月8日 7時) (
レス) id: 6684895a09 (このIDを非表示/違反報告)
ジャニーズや良心なジャニヲタが可哀想… - ジャニヲタはこれだから、嫌われるんですよ…ルール無視、自己が正しいって感じ。うらつくのルール守れんなら、作品作んな!!違反者が… (2020年10月5日 1時) (レス) id: 5873f0fb76 (このIDを非表示/違反報告)
： - ルール違反の常習者！違反報告。 (2020年9月29日 17時) (レス) id: d98e7fe05f (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - ｵﾘｼﾞﾅﾙ ﾌﾗｸﾞをちゃんと外しましょう (2020年9月28日 17時) (レス) id: e42deea010 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レモンド | 作成日時：2020年9月28日 17時
