さよなら初恋 (ページ3)

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翌日

朝練の為にいつも朝早くに家をでる。

婆〝ちょっとお弁当忘れてるよ〟

「危ない。ありがとう！！行ってきます。」

『あっ！』

新聞配達が終わる頃に君をみつける。

『朝早いんだなぁ。』

バス停にある椅子に座る。
眠たい目を擦り欠伸をする。

1番後ろに座って学校まで寝ていた。

「おはようございます！！」

〔おはよう！！〕

朝はランニングから始まる。
体力をつけるのも練習のうち。
ランニングが終わるとヘトヘトになる。

そして個人練習を。

朝練が終わると教室に戻って少しだけ寝る。
目が覚めると、

『ずっと寝てるな。』

「うるさい。」

『お疲れ。』

と、言って鞄からジュースを出して私にくれた。

『リンゴジュースだけど。』

「私に？あ...ありがとう。」

『まぁ、言ってことよ！！』

くれたリンゴジュースを一気飲みする。

『うわ！』

びっくりして空いた口が塞がらない。

「何よ。喉渇いてたの。」

『ふふ。お前らしいな。』

優しく微笑む彼。その笑った笑顔は太陽より眩しかった。