Love and Dependence Ⅱ (ページ1)

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＿＿fk

ｆ「おれ今日飲み行ってくるわ〜。」

ある金曜日の朝。

冬から始めた同棲生活にもうすっかり慣れてきたころ。

お互い仕事に行く前の玄関でそう告げた。

照と一緒に住み始めてから、ラウのことを任せられる人ができて、もちろん放ったらかしにしてる訳ではないけど
自分の時間が前よりも作れるようになった。

だからこうやって同僚や友達とちょっと飲みに…っていうのが仕事のモチベーションになっていた。

ｆ「ラウのこと見ててもらってもいい？すぐ帰ってくるから。」

ｉ「それはいいんだけどさ、」

ｆ「ん？」

何か言いづらそうにしている照。

靴を履く動きを止めて振り返り、照を見つめる。

ｆ「も〜なんだよ〜、言ってみ？おにーさんに、って、うわっ」

少し茶化してそう言うと、ガバっと急に抱きつかれた。

そして肩のに頭をぐりぐりと押し付けてきた。

ｉ「＿＿＿＿ってんの…」

そうぼそっと口にしておれの首にちゅっと唇を寄せた。

ｆ「ごめん聞こえなかった。」

ｉ「いつも誰と出かけてんの？」

ｆ「それは日によって違うけど康二とか、あ、今日は翔太ね。」

ｉ「おれもいく。」

ｆ「は？」

ｉ「俺も行く。」

未だ肩に顔を埋める照は俺が「別にいいけど」と言うと、次はばっと離れて嬉しそうな顔を向けた。

そんな翔太に会いたいのか？

俺もいう恋人がいるのに、って冗談でも恥ずかしいなこの思考。

ｉ「今日は仕事頑張れるわー。」

そう言いながら家を出た。