#002 part>1 ページ8
ーーー早朝5時
『んーー・・・!』
(いつの間にか眠っちゃってたな)
『お風呂入ろうかな・・・』
昨日入ってないしね。
わたしは1階に降りてった。
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『あ〜・・・やっぱり広いお風呂はいいなー』
湯船で手足を伸ばしながら、わたしはふうと大きく深呼吸。
部屋にも、ユニットバスがあるんだけど、やっぱり広いほうがいいよね。
また今度入りに来よっと。
(そういえば・・・、あと1人って赤ティンさんって言ってたな・・・
どんな人なんだろう・・・?)
早く会えるといいな。
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『ふぅ・・・いいお湯だった〜!』
湯上がり。
誰もいないリビングにバスタオル1枚で出ていく。
いろいろあったけど、とりあえず気分爽快!
『あ、そうだっ!』
わたしはキッチンの冷蔵庫のドアを開けた。
せっかくだし、牛乳一杯いただいちゃおう!!
『あったあった・・・♪
お風呂上がりはやっぱりコレだよねー』
腰に手を当てて、男らしく(?)飲むべし!
『ん〜おいしー』
そう言ったところでガチャリと音がした。
『・・・!?』
開いたリビングのドア。
そこには、またまたイケメンさんがいた。
赤いメガネをかけていて、すこし茶色をおびている髪。
(この人・・・もしかして赤ティンさん!?)
赤『・・・誰アンタ。誰かの女?』
『っ!?』
どうやら誰かの彼女と間違えてるみたい!
えーっと、とにかく説明しなくちゃ!
そう思うんだけど、赤ティンさんがずいっと顔を近づけてきたからわたしは頭が真っ白になった。
どんどん顔が近づいてくる。
後ろに壁の感触を感じる。
そして、赤ティンさんは私の耳元でそっと囁いた。
赤「ねぇ・・・」
『・・・っん///』
耳にかかる吐息がくすぐったくて、思わず変な声を出してしまった。
心臓の音が早くなる
顔が熱い・・・
赤「・・・!!」
『?』
赤「・・・ここ、男子しかいないんだから、もう少し気をつけたほうがいいんじゃない?」
『え?』
赤「そんな格好でふらついてさ・・・、誘ってるとしか思えないんだけど」
『ち、ちがっ!!』
赤「それなりに可愛いんだから、いつかーー襲われちゃうよ?」
『!!』
じゃあね、と言ってリビングから出て行った。
赤ティンさんが出て行った後、わたしはへなへなとその場に座り込んだ。
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作者名:ぱんだ | 作成日時:2013年12月25日 13時