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#001 part>3 ページ5

そ「あ、名前呼ぶとき、さん付けじゃなくていいよ。」


『じ、じゃあ、そらる・・・君?』


そ「うん。それでよし」

頭をポンポンと撫でられる。


『〜///』

(な、なんかお兄ちゃんみたい・・・)


わたしは急に恥ずかしくなって、俯いてしまった。


すると、そらる君はクスッと笑い

そ「どうぞ中に入って」

と言った。









リビングに行く途中、そらる君はいろいろと説明してくれた。


そ「1階は皆の共有スペースで、2階には自分の部屋があるよ。
食事とかは、リビングで一緒に食べるんだ。」


『なるほど・・・』


そ「あ、あと・・・」

そらる君は思い出したように付け加えた。


そ「すでに聞いてると思うけど、男ばかりでいろいろと不都合はあるかもしれないけど、皆で協力するから、安心して?」



そう言いながら、そらる君はそのドアを開けた。









?「そらるー!!一緒に住む子来た!?」



そう言って飛び出して来たのはかわいい男の人。


クリクリした目が特徴的で背は私と同じくらい・・・



『えっ!?』









ギュー







何がなんだかわからないまま、わたしはその人に抱きしめられていた。


天「俺、天月って言うんだ!よろしくね!!」


『あ、あのっ!あのあのっ・・・!!』


そ「こら、天月っ!!」


天「うおっ!?」



そらる君がその人ーー天月さんの後頭部を思いっきり叩いた。


い、いい音がした!



天「痛いなぁ、そらる!
なんだよー・・・」


この人・・・、さっき天月って言ってたよね・・・?



あ、あの天月!?



そ「ったく・・・、大丈夫?」

そらる君がわたしの顔を覗き込む。


『あ、はい、大丈夫です・・・』

まだ、心臓がドキドキしてるけど・・・


そ「こいつは天月。俺と同じ歌い手なんだ。
知ってるよね?」


『はい』


天「え!マジで!
うわぁー嬉しいよ!!」

天月さんがニコッと笑う。



なんか・・・癒されるなぁ・・・


『よろしくおねがいします、天月さん(ニコッ』



天「!!」



すると、天月さんは顔を赤くして、俯いた。



どうかしたのかな・・・?



『天月さん・・・大丈夫ですか?』


天「!
う、うん!大丈夫だよ!

・・・あ、あのさ・・・」


『?』


天「天月さん・・・じゃなくて、天月君って、呼んでほしいな!」

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作者名:ぱんだ | 作成日時:2013年12月25日 13時

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