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#003 part>5 ページ17

天「どーして、Aちゃんの服を脱がすのまふ君?」


きょとんとした表情で、天月君が聞いてくる。


『そ、そうだよ!なんで脱がすの!』

天月君に便乗して訴えると、まふ君が手を止めた。


ま「だってね、天月君・・・」


そう言うと、まふ君は天月君に耳打ちをし始めた。

『?』


耳打ちされた、天月君は目をキラキラさせて、


天「お、俺、Aちゃんの水着姿、みたいな!」


『え!?』


ま「ほら、天月君もこう言ってるからさー」



『・・・・・・はぁ、分かったよ』


私はそらる君のパーカーを脱いだ。



ま・天「・・・・・・・・・・・・」


なんか、2人とも黙っちゃったんだけど・・・
しかも、顔が赤いし・・・



『ど、どうかしたの?』


私がそう訪ねると、


ま「・・・やっぱり水着来てて?」


『え?』

どうしたんだろう・・・




結局私は、パーカーをまた着るハメになった。


ひとしきり遊んで海から上がると、砂浜にいる赤ティンさんの姿が見えた。


(なにしてるんだろ?)


好奇心で近寄ってみると・・・。


『す、すごい・・・!』

赤「ん・・・?」


目の前には砂でできたタージマハル?
それにサグラダファミリアまで・・・!


『こ、これ・・・全部、赤ティンさんが!?』

赤「うん」


まるで彫刻家の作品みたい・・・!
赤ティンさんって、手先が器用なんだなぁ。


わたしが感心してみていると・・・。



赤「なんで、パーカーなんかきてんの?」

『あ、これはそらる君が・・・』


なんか、さっきも同じ事言ったなぁ・・・



赤「・・・ふーん」


そう言って赤ティンさんはまじまじとわたしを見る。


『な、なんですか?』




赤「ヒンソーな胸だから、そんなパーカー着てごまかしてんの?」

ん?ヒンソーな胸!?

もしかして、それってわたしのこと!?


「な!な!たしかに胸はあんまりないけど・・・っ」


むかつく!むかつくー!



いくらなんだってこれはひどくない!?


赤ティンさんは以前ケロッとした様子で謝る気配すらない。


うー!



なんでこんなこと言われなくちゃいけないの!?



『もっかい海に行ってきますっ』


このままだとケンカになりそうだ。








赤「ちょっと待ってよ。」


『え?』


私は次の瞬間、腕をぐいっと引っ張られ赤ティンさんの腕の中に収まった。


赤「冗談だからさー、許して?」

と、耳元で囁く。



顔がみるみる赤くなってく



『っ/// はっ、離して』

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作者名:ぱんだ | 作成日時:2013年12月25日 13時

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