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#003 part>3 ページ15

全「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


皆が静まり返る



私は続ける。


『そ、それで、おばあちゃんは行けないから、6人で行きなさいって・・・』








天「うわぁぁぁぁぁ!やったぁぁぁぁぁ!!」


まふ君「Aちゃん!!それはホントだよね!?」

り「俺、沖縄行ってみたかったんだよね・・・」


そ「おばあちゃんすごいな・・・」


赤「沖縄・・・何持ってこう・・・」



赤ティンさんの言動が少し気になったけれど、気にしないでおこう。



『皆さん行きましょうよ!ね!』



そ「そうだね・・・、せっかくだからこの際行こうか」

天「うっひょぉぉぉぉい」


り「天月君wwwww」





ーーーーーこうして、二泊三日の沖縄旅行が決まった。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



(みんなで沖縄に旅行かー・・・・・・)



わたしは自分の部屋に戻って、壁にかかったカレンダーをながめた。


旅行に行くのは、夏休み。


『水着、買わなくちゃ・・・・・・!』

そうだ。帽子とか新しい旅行バックも欲しい。


今度の休日にさっそく買いにいこう。



わたしはウキウキしながら、自分のスケジュール帳に買い物の予定を入れる。



海の見えるホテルに泊まるなんて、すごく楽しみだ。



早く夏休みになりますように!


そしてーー。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


数週間後。



わたしはみんなとともに、東京から飛行機を乗って沖縄に立っていた。


浜辺のそばに立つ、大きいホテルに荷物を置いてからみんなで海を泳ぐことになった。



目の前に広がる、どこまでも青い海。
そして白い砂浜・・・。


(おばあちゃんありがとう!!)


私がそんなことを思いながら海をながめていると、そばにりぶさんがやってきた。


り「海綺麗だね。」

『はい!本当に!』

私が答えると、りぶさんがくすりと笑う。

り「Aちゃんはほんとにいつも元気がいいよね」

『そ、そうですか・・・?』


ちょっとはしゃぎすぎたかな?


り「そんなに恐縮しないでよ。元気がいいのは悪いことじゃないし」

『すみません・・・』

り「だから、謝らないで?」


りぶさんは微笑を浮かべながら、わたしの頭をぽんぽんと撫でた。


(う・・・なんか恥ずかしい・・・)


こういう場合、どうしていいのかよくわからない。



り「皆はもう海に行ったよ。Aちゃんも言ってみれば?」

『そうします』


私は一旦自分の部屋に戻っていった。

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作者名:ぱんだ | 作成日時:2013年12月25日 13時

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