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#003 part>1 ページ13

『おはようございます』

り「ああ。おはよう。今日も手伝ってくれるんだね。」

『はい。』


日課となっているりぶさんとの朝食作り。


りぶさんに献立を聞いて、作業を分担する。


今日はいつものようにご飯とお味噌汁、そしてかぼちゃのサラダ、それにオムレツを作るみたい。

わたしはカボチャサラダの下ごしらえに取り掛かった。


(まずはカボチャをレンジでチンして・・・)


4分の1にカットしたカボチャをラップでくるむ。

すると、りぶさんがじっとわたしの手元を見つめていた。


『どうかしたんですか?』


り「それをどうするの?」


『ああ、えっと。カボチャや、それにジャガイモなんかはレンジでチンすると、簡単に柔らかくなっていいんですよ。』


り「そうなんだ。確かに芯がなくなるまで茹でるのは時間がかかるしね。」



なんだかりぶさん、真剣に感心してくれてるみたい。


(ちょっと照れるな・・・)


りぶさんは、クッキングヒーターでオムレツを作ってるところだ。

焦げ目ひとつない黄色いふわふわのオムレツが次々に出来上がってく。

(うわぁ、すごい!)


手慣れた様子のりぶさんは、歌い手さんというより、コックさんみたい。


りぶさんの手つきに感心しながら料理を続けているとリビングにまふ君が現れた。



ま「Aちゃん、おはよう!」


『おはよう、まふ君。
今日は随分と早起きだね。』


ま「今日、朝早くから仕事があってさー
なーんか、この頃寝不足なんだよね〜」

まふ君はそう言いながら大あくび。


確かに眠そう。
まだ半分目が閉じているように見える。



『お茶でもいれようか?目が覚めるよ』


ま「んー、大丈夫。
それより、Aちゃんがホッペに目覚めのキスをしてくれたら、すっごく元気になりそうなんだけど・・・」


『そんなこと、し、しません!!』


すると、まふ君は「冗談だよ(笑)」と言ってリビングのソファーに座った。


(とりあえず、したくを進めよう)



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


朝食の支度が終わり、ダイニングテーブルには、わたしと天月君とまふ君とりぶさんとそらる君の計5人が集まった。


赤ティンさんはまだ起きてこないなぁ・・・




赤ティンさんのこと考えるとあの朝の事を考えてしまう。

とりあえず、あまり気にしないでおこう。



みんなで一斉にいただきますをしたあと、さっそく、わたしはりぶさんの作ったオムレツを口に運んだ。

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作者名:ぱんだ | 作成日時:2013年12月25日 13時

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