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『こんにちは』
「えっ…と…こんにちは」
テヒョンさんのいる自販機に向かう途中見たことのある人に声を掛けられた
『そんな怯えた目しないで？笑』
「あ…すみません」
『この制服のせいだよね？大丈夫見た目だけだから』
目を細くして優しく笑うその人は確かテヒョンさんの言っていたジミナさん…だったはず
なぜ今話しかけられているのか頭にはハテナしか浮かばない
黒髪で更に際立つ白い肌にキラリと光るピアス
その笑顔の奥でなにを考えているのかよくわからない表情だ
「あの…何か私にご用ですか…？」
『んふふ笑 そう。ご用なんだけど…僕も人に頼まれててさ』
「はぁ…」
『２つ質問があるんだけどいい？』
「…どうぞ」
『今何年生？』
「2年生です」
『いつも一緒にいる年上っぽい男の人。あの人彼氏？』
それはきっとテヒョンさんを指しているとすぐにわかった
「違います」
『そう…じゃあ彼氏はいないんだ？』
「いないですけど…それだけですか？」
『うん取って食ったりしないから安心して』
終始微笑んでいるジミナさんはじゃあ、と踵を返すとまた振り返って
『僕パク・ジミンよろしくね』
そう言って行ってしまった
何がよろしくなのか全く私には分からない
「ってことがかあったんですけど」
相変わらず寒いと言いながらコーラを飲むテヒョンさんにさっきのことを伝える
私の手の中のココアは話している間に冷めてしまった
『ふーん…』
テヒョンさんの表情もよく読み取れないところがある
「どういうことなんですかね？」
『ん〜ヒョンの言ってたことってこういうことなのかな〜』
遠くを見つめたテヒョンさんは何か考えている様だった
「え？」
『ううん、なんでもない。それよりさ』
「なんですか？」
『俺帰ることにした』
そう言われ思わず黙り込んでしまう
「えっ…帰り方分かったんですか？」
『うん1週間くらい前に連絡来た』
「…いつ帰るんですか？」
『そうだなぁ早いほうがいいから明日かな』
明日それは私の誕生日の1日前だった
「…急ですね」
『今決めた』
ひひっと口を四角にして笑ったテヒョンさんはいつもと全く変わらない
『明日も待ってるからお別れしに来てね』
「…そう…ですね」
『よし、じゃあ今日はどこいく？』
「……お腹痛いんで今日はもう帰りますごめんなさい」
何か言っているテヒョンさんの声も聞かずに走って公園を出てしまった
家に帰りベットにうずくまると喪失感と共に眠りについた
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おさる - 一回だけじゃなくて何度も見たくなるようなお話でした。次回の小説も楽しみにしています！ (2018年9月27日 10時) (
レス) id: 61e830c75b (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - らむさん» そう言っていただけて嬉しいです（；；）ありがとうございました！ (2018年7月19日 11時) (レス) id: 6fe35b1797 (このIDを非表示/違反報告)
らむ - 感動……すごく面白くて楽しかったです！！映画で見たいくらいです(*^◯^*)大好きなテテでこんな素敵なお話書いてくださったことに感謝です！！ (2018年7月19日 1時) (レス) id: a7a9735bca (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - ゆんさん» お付き合いありがとうございました(>_<) (2018年7月17日 18時) (レス) id: 67f3dc7c68 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - とても素敵なお話をありがとうございました^_^ (2018年7月17日 17時) (レス) id: 8e5cc19314 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白 | 作成日時：2018年6月23日 18時
