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映画を見ている最中テヒョンさんは自分の好きなシーンになると

『A!ここ!見てて!!』

そう耳元で騒ぐのであまり内容が入ってこなかった



上映が終わり館内が明るくなるとテヒョンさんは満足げな顔をしている

『やっぱさ〜スクリーンだと違うわ。これ続編もやるんだよ2年後くらいに』

「へ〜そうなんですか」

『もっと興味持って!おもしろかったでしょ?』

「テヒョンさんのせいであんまり内容が入ってこなかったです」


映画の内容の説明を始めるテヒョンさんの話を少し聞きつつぞろぞろと映画館から出ていく人を眺めていると目引く人がいた


中性的な顔立ちに金と銀の間のような色の髪

その髪色がもっとその人の雰囲気を醸し出している

隣にはこの間ファミレスで見かけた色の白い人がいる


「テヒョンさん...?」

『なに?』

「違くて、あの金髪の人...」

『あ!忘れてた!見ちゃダメだってば!!』


すぐにその2人は出て行ってしまい目に入ったのはほんの数秒だった


「テヒョンさん...なんかチャラチャラしてますね」

『見た目で判断するの良くない』

「そうですけど...やっぱあの制服だと...」


この間ファミレスで見かけたテヒョンさんの友達が着ていたどこかで見たことのある制服

今もう一度見てみるとこの辺りではかなり有名な評判のよくない高校だったのを思い出した

『それも見た目でしょ?まあそのせいもあってかなり警戒されたけどね』

「奥さんにですか?」

『うん』


目の前にいるテヒョンさんは暗い髪色で口を開かなければ落ち着いた雰囲気に見えるものの

あの金髪17歳のテヒョンさんからは想像できなかった


「人って変わるんですね」

『そりゃそうでしょ。あ〜見られたくなかったー俺気づいてないかな?こっち見てなかったもんね?』

「わからないです..」

『ま、いいや』

少し余ったポップコーンを口に流し込んだテヒョンさんは行こ?と私の手を引いて歩き出した



『あ〜もう真っ暗』

外に出たテヒョンさんは寒そうに身を縮めて歩いている

「テヒョンさん、手」

『手?』

「離してください」

『なんで?』

「なんでって...」

『寒いでしょ?』

「寒いですけど...」

『じゃあこうしてたほうがあったかいよ』

にっこり笑ったテヒョンさん

その笑顔は心まで温かくなるような不思議な魅力があって繋がれた手も

奥さんに悪いな、と思いつつ今だけならいいかと思ってしまう

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設定タグ:防弾少年団 , BTS , テヒョン   
作品ジャンル:タレント
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おさる - 一回だけじゃなくて何度も見たくなるようなお話でした。次回の小説も楽しみにしています! (2018年9月27日 10時) (レス) id: 61e830c75b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - らむさん» そう言っていただけて嬉しいです(;;)ありがとうございました! (2018年7月19日 11時) (レス) id: 6fe35b1797 (このIDを非表示/違反報告)
らむ - 感動……すごく面白くて楽しかったです!!映画で見たいくらいです(*^◯^*)大好きなテテでこんな素敵なお話書いてくださったことに感謝です!! (2018年7月19日 1時) (レス) id: a7a9735bca (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ゆんさん» お付き合いありがとうございました(>_<) (2018年7月17日 18時) (レス) id: 67f3dc7c68 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - とても素敵なお話をありがとうございました^_^ (2018年7月17日 17時) (レス) id: 8e5cc19314 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年6月23日 18時

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