平凡くんは人気者。

非王道、王道 ページ5

......上目遣い？



可愛い女の子が涙目になりながらやったらのイチコロ技の事か。



あ、そういう事か。すみません。俺みたいな野郎が上目遣いをしたらキモイだけだもんな.....



だからきっと｢喧嘩を誘っているのか｣って聞いたんだろう。汚いものを晒してしまい本当にすみまs((｢キモくねぇよ｣.....へ？



｢だから、キモくねぇって｣



『えっ、もしかしてあんた、え、エスパー？！』




｢お前の口から独り言(?)がダダ漏れだ｣



『え.......あ、マジすか？』



何それ恥ずかしっ。今度からは気を付けよう....｢それに...｣んなっ！もうちょっとだけ感傷に浸らせて下さいよ〜



『はい、何ですか？』



｢キモイ訳ねぇだろ。むしろ可w((『あ、信号。青になりましたよ？』.....チッ｣



うっわ、でっけぇ舌打ち....



めっちゃくちゃ怖いんすけど....



取り敢えず場を和ませる為に話題をふっかけてみるか。



『.....んで、掘られるなって一体...』



｢学習しろよ、海琴。このやり取りを何回繰り返すつもりだ｣



『えへへっ...あんたが照れるのが何だか珍しくて、面白いから。つい。』



｢.....阿呆か。あと、笑うな｣



気を使わず自然に本音を言い合えて、笑える。



....やっぱりこの人の事すっげぇ好きだ。大好きだ。



本当に何時も有難うございます。



『....あの〜結局何が掘られたらいけないんですか？もしかして墓穴？恥をかくなってこと？』



｢るせぇな。海琴、本当は意味分かってんじゃねぇのか？｣



『え、墓穴を掘るの意味じゃないんですか？』



｢はぁ.......｣



んなっ！そんな哀れむように溜息つかないでくださいよ。頭捻って真面目に考えても全くわからないんですから....

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