平凡くんは人気者。 (ページ4)

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非王道、王道ページ4

『....えっと、あ！それで"掘られるな"って結局どういう意味何ですか？』

｢もう聞くな...｣

『駄目です、きちんと言ってください。....というか、本当に何で怒ってるんですか？』

｢怒ってねぇって.........照れてるだけだ｣

『え、何それ可愛い』

強面で一見めっちゃ怖そうな男が、頬を少し赤くして、｢....照れてるだけだ｣ってボソッと言う破壊力と言ったらね、途轍もないよ。

これが、所謂ツンデレってやつか。

あ、可愛いと言われてさらに頬を赤くして.....

｢.....っざけんじゃねぇよ。てめぇ、俺をナメてんのか？ぁあ"？｣

やっべ、キレてる。すみません、調子乗って冗談言い過ぎました。

....あ.....運悪く赤信号だ....

バイクが止まり、バイクのケツに乗っている俺を眼光鋭く睨み付けてくる強面の男。

と、取り敢えず謝ろうか

怖ず怖ずと少しずつ頭を下げつつチラッとその人を見つめた。

『ゴメン？』

｢.........ッ｣

エッ？！何で、更に頬を赤くするんですか.....！？

素直に謝罪したのに、何故かまた怒ってる...？

｢......それ、やめろ｣

『え？』

｢上目遣いだ。誘ってんのか｣