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マックに行こう
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車を飛ばすこと約50分。
降りてすぐ駐車場からベンチまで走ります。
本当はもうちょっと早く出るはずだったんだけど
祐樹さんの投球内容が良くて
なんだかんだ結構あっちに長居しちゃって … 。
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「 お疲れ様です！！ 」
『 あれ、間に合ったの？ 』
「 捕まらない程度にぶっ飛ばしてきました！ 」
『 捕まらない程度にwwww 』
「 今どんな感じですか？ 」
『 … 見ておいで 』
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佐藤さんの微妙な表情に
何となく察したけど
佐藤さんたまに良くても嫌な表情するからな
ややこしいんだよなこの人。
多分楽しんでやってるよねこの表情。
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12「 あ、Aおかえり 」
33「 え、戻ってきたの？！ 」
「 今打席立ってるの誰？ 」
12「 奨太さん、まだノーアウトだよ 」
「 賢介さんヒット打ったの？ 」
12「 うん、内野安打だった 」
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実際に向かったベンチから見た様子は
案外悪いものじゃなかった。
いや本当は、7対0って時点ですごい悪いんだけどね、？
賢介さんの内野安打に続き
奨太さんがデッドボールで出塁で
ノーアウトランナー1、2塁。
続くバッターはピンくん。
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7「 次誰？一成？ 」
「 今日のピンくんは？ 」
12「 ヒット一本 」
「 ん〜 … 」
7「 ゲッツーかもしれんけど、まぁワンチャンってとこやろ 」
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今までもこういうチャンスの場面に回ってきて
それをなかなか活かせないってことが多かったピンくん。
ルーキーだし、経験もまだ浅いし
ど緊張するしで大変なんだよね、チャンスは。
ネクストから足取り重そうに
打席に向かうピンくんに声をかける。
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「 ピンくん！！ 」
38「 … ぅえっ、Aさん？ 」
「 打てなくてもいいよ！負けてるし！ 」
7「 おい (笑) 」
「 今日終わったらマック行こう！ 」
12「 ここでご飯の約束しないの 」
「 だって、そしたらピンくん打てるかなって 」
7「 打てなくてええんちゃうんか (笑) 」
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突然の私の登場にびっくりしてるピンくんは
少し苦笑いしながらも打席に向かっていった。
マックへのお誘いが吉と出るか、凶と出るか。
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“ 日ハムルーキー石井、スリーランホームランです！ ”
7 ( まさかのスリーランかよ )
12 ( 恐るべしAのマックパワー (笑) )
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作者名：ポム | 作成日時：2017年7月2日 12時
