8話 ページ10
『あっ……申し訳ございません私の不注意で！
お怪我はありませんか！？』
「いや、大丈夫だよ
それより君は大丈夫かい？顔色が悪いようだけど…
そうだ！あと30分で終わるから少し待っててくれないかい？
勿論、隣の番犬くんがいいのならだけれどもね」
そう言われたから、隣を見ると助けてくれた男性を睨みつつもレギュは渋々頷いた。
多分、ここで断るのは不自然だと思ったからだろう。
確かに彼にここで出会えたのは私としてもラッキーだったが、動きにくくなるから頷かなくてもいいのに、なんて思ったのは秘密。
それよりも、何故睨んでたのだろうと考えてるとレギュが話し出す。
「アリス、さっきの多分ウィーズリー家の長男だ」
『えぇ、ウィリアム･ウィーズリー…通称ビルね。
銀行行ったら会えるかも──
って思ってたけどまさか本当に会えるとはねw』
勿論コレも私の前世の記憶から思い出した、［ウィリアム・ウィーズリー、銀行員］という簡単な情報だ。
そうそう、レギュは私が未来のことが分かる事を知っている……この世界が前世で本や映画になってたのは知らないと思うが。
まぁそのせいで本当に偶然なのか聞かれることもあるけどもね。
なんてやりとりをしている間にウィリアムはどこかに消えており、私たち二人は115ガリオン(日本円で約10万円)ずつ金庫から出した。
別に出すの面倒だったなあ、とかココにあの人が盗みに入るんだよなあ、等とは思ってもいない。
「お待たせ
そうだね、折角だし体調良くなるまでお茶しようか
…って言おうと思ったけど君たち杖持ってないみたいだね？
よし、そうと決まれば先にオリバンダーの所に行こう！」
そう言って半ば引きずるかのように私たちをオリバンダー杖店まで連れていく。
二人で店内へ入るように背中を押す等の少し強引なところにイラッとしてしまった。
が、好意で案内などをしてくれたのだ。
流石に手を払えるわけないので至極丁寧にお礼を言ったあと店内に入ることにした。
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ルナ(プロフ) - うーんちょっと気になったのですが夢主の精神年齢16歳っておかしくないですか？死んだのが16なら、転生して11まで夢主としての意識があったことを考えると27歳が適当であると思います！ (2019年1月6日 19時) (
レス) id: 41ff75f65c (このIDを非表示/違反報告)
さゆら(プロフ) - レモンさん» 初めましてレモンさん。コメントありがとうございます！ その言葉がとても励みになります、これからもご期待に添えるよう緩ーく頑張りますね！ (2018年12月22日 18時) (レス) id: 7dbd51c71f (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - はじめまして、最初から読みました。とても面白かったです！今後も楽しみにしてます！ (2018年12月21日 15時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
さゆら(プロフ) - 悠寿さん» 初めまして悠寿さん、コメントありがとうございます。さゆらです。 そうですね、正しくは『11歳』ですね、こちらの落ち度です、訂正しておきました。わざわざ教えて下さり、ありがとうございます！ これからもぜひ、作者共々よろしくお願いします！ (2018年12月21日 2時) (レス) id: 7dbd51c71f (このIDを非表示/違反報告)
悠寿(プロフ) - 楽しく読ませてもらってます！43話の13歳なんだから…ってところなのですが入学が11のはずなので11なのでわ？間違ってたらすみません！ (2018年12月20日 16時) (レス) id: ef560d4eb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さゆら | 作成日時：2018年2月28日 2時
