44話 ページ47
ところ変わって大広間。
広間は紫と橙と黒と緑の様々なタペストリーやかぼちゃの置き物で彩られている。
天井には幽霊が飛び交っていて楽しそうに生徒達をからかっていた。
そんな中、寮の違いなんて気にせずに飛び回る少女がひとりいた。
「ドラコ！ハッピーハロウィン！
トリックオアトリートよ！！」
「…アリス！？普段は自分からこっちになんて近づきもしないのにどうしたんだよ
ほら、トリックオアトリート」
驚きつつも高級そうなお菓子をくれ、仕返しだとばかりに決まり文句を唱えられる。
私は用意をしておいたマカロンとチョコレート、それからダンディーケーキをラッピングしたものを渡す。ドラコがくれたものはチョコレートファッジとシードケーキ。
流石はマルフォイ家、と言ったところだろうか、高級店の一級品だ。
暫く談笑していると、匂いに釣られてかクラッブとゴイルがやって来てお菓子を貰っていった。
「ふふ、あの子達普段は私に一切近寄らないのにハロウィーンの日だけお菓子をねだりに来るわ」
「そうだな、姉よりも妹の方が才能ある！ってこの前騒いでたぞ」
なんて言うもんだから、笑いが止まらなくなってしまう。そりゃあ、良家のお嬢様なパンジーがお菓子なんて作れるはずもないのだから仕方ない。
これ以上いるとパンジーに刺されそうだから軽く挨拶して、次はハッフルパフに行った。
「セドリック！トリックオアトリートよ！」
「こんばんはアリス、どうぞ
トリックオアトリートだよ」
セドリックからはトフィーとマカロン。貰ったマカロンを口に含んで微笑むと後ろ急に後ろから声をかけられる。その正体は各寮のクィディッチキャプテンで、お互いはいがみ合いつつも私には微笑みかける。
「やぁパーキンソン」
「マーカス！Ms.パーキンソンはうちの寮の子だ、何気安く話しかけてる！」
「オリバーもマーカスも落ち着けよ
初めましてパーキンソンさん、僕はロジャー・デイビース。コイツらは…」
「アリス・パーキンソンです、デイビース先輩
フリント先輩にウッド先輩もお久しぶりです」
なんの用です？と問いかけると牽制し合うかのように先輩らは睨み合っていた。
───────
前話(43話)、前々話(42話)に渡り近状報告をさせて頂いてます。
何でこんなに更新なかったんだよ！って思う方は見て下さい。
この話を心待ちにしてくださっている方々、大変お待たせいたしました。
コメントがほじい、、、(必死)
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ルナ(プロフ) - うーんちょっと気になったのですが夢主の精神年齢16歳っておかしくないですか？死んだのが16なら、転生して11まで夢主としての意識があったことを考えると27歳が適当であると思います！ (2019年1月6日 19時) (
レス) id: 41ff75f65c (このIDを非表示/違反報告)
さゆら(プロフ) - レモンさん» 初めましてレモンさん。コメントありがとうございます！ その言葉がとても励みになります、これからもご期待に添えるよう緩ーく頑張りますね！ (2018年12月22日 18時) (レス) id: 7dbd51c71f (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - はじめまして、最初から読みました。とても面白かったです！今後も楽しみにしてます！ (2018年12月21日 15時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
さゆら(プロフ) - 悠寿さん» 初めまして悠寿さん、コメントありがとうございます。さゆらです。 そうですね、正しくは『11歳』ですね、こちらの落ち度です、訂正しておきました。わざわざ教えて下さり、ありがとうございます！ これからもぜひ、作者共々よろしくお願いします！ (2018年12月21日 2時) (レス) id: 7dbd51c71f (このIDを非表示/違反報告)
悠寿(プロフ) - 楽しく読ませてもらってます！43話の13歳なんだから…ってところなのですが入学が11のはずなので11なのでわ？間違ってたらすみません！ (2018年12月20日 16時) (レス) id: ef560d4eb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さゆら | 作成日時：2018年2月28日 2時
