22話 ページ24
(レギュラスside)
マクゴナガル先生に呼ばれて、椅子に座り帽子を被らされた。
椅子から見る食堂の景色は全てを見渡すことができ、僕は無意識なのかついついグリフィンドールの、アリスの居場所を探してしまう。
「ほう、2人もこの学校に出戻りとは珍しいのう…
お前はスリザリンでいいかね？」
「嫌です。アリスと一緒にしてください
でないと……雑巾にしてトイレ掃除に使いますよ？」
「ひっ……恐ろしいことを言うでない！
仕方ない
───グ、グリフィンドォォォール！」
やけに他の人よりも長かったアリスのことが気になったが──
自分自身、アリスのことを考えすぎだな、と思いその考えは頭から放り出し、グリフィンドールの席へと向かった。
「いらっしゃいブラックのお方！僕らグリフィンドールは君を歓迎するよ！」
ウィーズリーの双子、恐らくジョージの方だろう。
彼が話しかけグリフィンドールの代表として僕を歓迎した。純血主義として有名であろう “ブラック” は純血嫌いのグリフィンドールでは迫害、少なくとも無視されるかと思いきやそんなことは無かった。
恐らく、アリスが仲のいい友達に根回しして、そこから広まったのであろう。
ふとアリスの方を見ると僕が知らないうちに新たに友人ができたのか、仲睦まじく話していた。(僕に気づいて手を振ってはくれたが。)
醜いとわかっていながらも、止めることの出来ないこの感情にイラついているのか、隣に座るハリーにまで心配されるほどであった。
「レギュラス…大丈夫？
ほら、アリスって毒吐くけどいい子だから…
人を集めやすいんだよ」
「いえ、大丈夫ですよハリー
アリスに群がる奴らも勿論イラつきますが──今は自分自身に苛ついてるだけですので」
アリスが本当は頼りになって、優しい人なのは僕が誰よりも知っている。
ほんの数年共に暮らしただけでここまで執着してしまう自分に嫌気がさしながら目の前の糖蜜パイに手をつける。
甘いものが苦手なのに食べている僕は、それだけ取られてしまうかも、というモヤモヤした感情を嫉妬だと認めたくなかったのだ。
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ルナ(プロフ) - うーんちょっと気になったのですが夢主の精神年齢16歳っておかしくないですか？死んだのが16なら、転生して11まで夢主としての意識があったことを考えると27歳が適当であると思います！ (2019年1月6日 19時) (
レス) id: 41ff75f65c (このIDを非表示/違反報告)
さゆら(プロフ) - レモンさん» 初めましてレモンさん。コメントありがとうございます！ その言葉がとても励みになります、これからもご期待に添えるよう緩ーく頑張りますね！ (2018年12月22日 18時) (レス) id: 7dbd51c71f (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - はじめまして、最初から読みました。とても面白かったです！今後も楽しみにしてます！ (2018年12月21日 15時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
さゆら(プロフ) - 悠寿さん» 初めまして悠寿さん、コメントありがとうございます。さゆらです。 そうですね、正しくは『11歳』ですね、こちらの落ち度です、訂正しておきました。わざわざ教えて下さり、ありがとうございます！ これからもぜひ、作者共々よろしくお願いします！ (2018年12月21日 2時) (レス) id: 7dbd51c71f (このIDを非表示/違反報告)
悠寿(プロフ) - 楽しく読ませてもらってます！43話の13歳なんだから…ってところなのですが入学が11のはずなので11なのでわ？間違ってたらすみません！ (2018年12月20日 16時) (レス) id: ef560d4eb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さゆら | 作成日時：2018年2月28日 2時
