【妖精の尻尾】荒野の奇跡【デジモン】 (ページ11)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:4,209 hit

９話ページ11

ーー私が少し怖く思っていたら、太一さんが電話ボックスに走って行った。近付くと、音が止んでしまった。…そしたら皆が色々言い合いながら、電話ボックスに入って行った。１つ余ったのは、私の分だとわかった。けど電話ボックスには入らず、少し離れた場所でイヤリングに魔力を入れて、兄さんと連絡を取った。

A『もしもし、兄さん繋がってる??今変な島??ファイル島って何処に居るんだけど、面倒だから魔法使っても良いかなぁ??』

ラクサス｢あぁ大丈夫だ、繋がってる。変な場所だと??ファイル島か…、聞いた事の無い島だな。まぁ良いだろ、魔法を使っても。Aの魔法に頼りぱなしの人間には、力を貸さない方がそいつの為に成るだろうがな｣

キララ｢解るわ。特に小学4年生の立川ミミって奴が凄くウザイし人に頼ってばかり何だよね!!私の嫌いなタイプだよ｣

キララ、本音が駄々漏れよ。わからなくもないけど。

ラクサス｢キララが凄くウザくて、嫌いなタイプか…。そいつはよっぽど、甘ったれなタイプ何だろうな｣

A『かなりの甘ったれだよ。そう言えば、新しいパートナー??が出来たよ。インプモンって名前なんだけど、炎と氷が使えるみたい。暫く様子を見て、太一さんたちと離れて行動するよ。皆が戻って来たから、そろそろ切るね。また連絡出来たらするね、バイバイ』

兄さんとの通信を切り、太一さんたちを迎える。

太一｢オーイA、何処に居たんだ??Aも電話したのかよ｣

キララ｢電話の必要は無いわ。だってAは、魔法のアクセサリーで家族と連絡がとれるもの。でも、余りAの魔法を当てにしないでね。Aの魔法を無理やり使って自分が楽しようとするのであれば、私は容赦無く皆を敵とみなすから｣

インプモン｢…良くわからないが、Aを良いように使うんだったら、俺も敵だと思うからな!!｣

太一さんになんて事を言ってるんだろ。

A『太一さん、ゴメンなさい。兄さんに、甘ったれで自分勝手な人には、魔法を使っては駄目だと言われてるの。まだ同い年のタケル君は大丈夫だと思うけど。年上の人のわがままとか、楽になりたいとか自分勝手な事に魔法は使ってはいけないって。おじいちゃんにも言われてるんだ、ゴメンなさい』

空｢何の話しをしているの??｣

空さんたちに、私の魔法の事を教えた。使えない理由と、兄さんやおじいちゃんに言われている事。ミミさんには悪いけど、楽はさせてあげたくないの。皆、一生懸命やってるんだから。