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え? ページ5

『はあっ…はぁっ…』

走ってきてしまった。
『疲れ…た』

もう少し移動しようとすると

パシッ

私を追いかけてきてくれていたらしい。
紫呉が私の腕を掴んでいた。
 

私はその手をふりどいてしまった。

『あ…ごめん』


『ううん…』

長い沈黙が流れた。

(気まずいな…何か話しかけようかな…)

『あの、』
『あの!』

思いっきり声が被った。


『ご…ごめん』

『あははっ、ううん
何か言いたかったんだよね?』

『う、うん。でも…先に言って、何か言いたかったんでしょ?…』


『ありがとう

あのさ…さっきはごめんね。俺、新宮さんのこと下の名前で呼んじゃって。それとあいつらが茶化して』


『ううん、…大丈夫だから…』

『よかったら俺のこと紫呉って呼んでよ』



(えぇー!!男子の下の名前で呼ぶなんて保育園の時ぐらいだよー!)

『姫綺、めちゃくちゃテンパってる、可愛い』


『なっ…』

(可愛いって二回目…)

『俺も姫綺って呼ぶね。俺のこと呼んでみてよ。ほら』


『し…し…』
 
『しがなんだって?』
紫呉はいたずらな顔をしてニヤニヤしている。


『し、しぐ…れ!』
この時、顔が真っ赤だった。

『良くできました…』
『え?』








私はキスされていた。

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作者名:天羽恋藍 | 作成日時:2017年5月26日 19時

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