水端ノ湖 -Waterside sea- (ページ4)

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迷信ページ4

……目が覚めた。

此処は何処だろうか？。

病院？自宅？

…………外だった。
抑、何故意識が消えたのかが分からない。
凄いスピードで、脳内はショートして行く。
理解しがたい状況だ。

『……皆も気絶してる。』
きっとこれは誰かの悪戯だろう。

名前分からねぇ女子と同行かよ。
と脳内で呟き独りで苛つく。

『やっと起きたか、冬紅。それと女子。』
「それとって何よ！」
「まぁまぁ、今はそれより……。」
『……此処が何処かだ…な。』
脳内は、考えることを不可能としている状態である。
それでも考えなければならない。
それに、四人が引き込まれる意味って…。
あの手紙が、毎回一緒なのであれば四人と限定されると言うことだ。
……だが、何故手紙が赤く？
＿＿操られている様な気分だ。
監守が言っていた事。
嘘ツキゲームと言っていたが…。

＿＿＿嘘ツキゲームと言ってね…
監守が死なない限り続く……
地獄のゲームが有るのさ。
だがね、監守は＿＿＿＿＿

……言い伝えだ。
昔の伝説。
オレが生まれる前の話。

その物語が、まさに"嘘ツキゲーム"
その物だったのだ。

＿＿＿四人を引き込む理由はね

死人を意味するんだ。
永遠に、出ることの出来ない不思議な迷宮の事を。
表しているんだ。＿＿＿

痛い！頭が痛い！
何かを思い出す度に頭が締め付けられる様に痛くなる。

死人ってなんだ？！
地獄のゲーム？！
……。
そうか、大体を理解できた。
ルールを見た限り……。
時が戻る何てものは有り得ない。

此処は本当に本当の。

"地獄"だったんだ

監守は、元々死んでいるから死なない。
その為に、永遠に終わらない不思議な迷宮ゲームが始まる。

それを考えると、全ての事が合うのだ。

此処からは、オレ達の戦いなんだ。