手離すな! ページ32
チャンミン「Aに何言った…?」
キュヒョン「何って?」
チャンミン「Aに近づいたのは俺を苦しめるためだって、そう言ったのか?!」
キュヒョン「…ああ。言ったよ。事実だからな。」
チャンミン「兄ちゃん?!…なんでそんなこと…なんで…自分に嘘つくんだよ…っ!」
キュヒョン「嘘?なんで嘘つく必要が?ずっとお前が疎ましかった。お前に復讐する機会を伺ってた。偶然だけど、目の前にAが現れた。フッ…利用しない手はないじゃないか。」
チャンミン「違うだろ?!俺を憎む気持ちはあっても、Aのことは本気だっただろ…っ!たとえきっかけはどうであれ!」
キュヒョン「…本気だったのはお前だろ?僕じゃない…。」
チャンミン「兄ちゃんもだろ!おばちゃんから聞いた…」
ー好きなんでしょ?あの子が好きだって言ってた女の子ー
ーおばちゃん!べ、別に俺はっ…ー
ーもういいのよ?これ以上キュヒョンのために我慢しないで…。キュヒョンもよくわかってるから…。ー
チャンミン「自分の気持ちに素直になればいいじゃないか…。なんで俺に遠慮するんだよ…。こういう時だけ…っ!」
キュヒョン「…お前はどうなんだ?僕のために…何もしなかったって言えるのか?」
チャンミン「…。」
キュヒョン「言ってみろ!どうなんだ!チャンミン!」
チャンミンの胸ぐらを掴む。
目を反らすチャンミン。
そっと掴んだ手を離す。
キュヒョン「僕は…ずっとお前になんでも奪われたと思ってた…医者になったのは…お前から奪われたものを取り戻してやろうと思ったからだった…だけど…ほんとはそうじゃなかった…お前が僕を医者にするために…父さんの後を継げるように…そう…仕向けた…っ!お前はバカなんかじゃない…バカな振りをしてきただけだ…何もかも諦めたのは僕じゃなくて…お前の方だ…っ!」
チャンミン「買い被り過ぎだよ…それに…この事はAとは関係ないっ!そんなことでAのことを諦める理由になんか」
キュヒョン「あるさ!俺はお前にこの事で借りも…Aを利用しようとした罪悪も…持っていたくない…。」
チャンミン「兄ちゃん?!」
キュヒョン「これ以上何も言うな!医者を辞めるぞ?いいのか?お前が俺のために医者になることを諦めたって父さんにバラすぞ?!」
チャンミン「兄ちゃん…っ!」
キュヒョン「今度は…諦めるんじゃない…Aを…離すな…っ!」
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bubu - パープルライオンさん» ありがとうございます。お待たせしました!いつでも続き見に来てください(*^^*) (2014年11月13日 22時) (レス) id: 8d671a735c (このIDを非表示/違反報告)
bubu - 裕さん» ありがとうございます♪続きオープンです(*^^*) (2014年11月13日 22時) (レス) id: 8d671a735c (このIDを非表示/違反報告)
パープルライオン(プロフ) - また次も楽しみにしていますよ~♪ (2014年11月13日 12時) (レス) id: 4f2abcb6cd (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - おつかれっしたっ!(^o^)/part2も楽しみ♪ (2014年11月12日 21時) (レス) id: 7b66b690be (このIDを非表示/違反報告)
bubu - 雅美さん» 男らしいですよね^^ ちょっとぎゅぺんの作者の贔屓目ですな(笑) ユノ兄貴はしょうがない(笑) (2014年11月12日 16時) (レス) id: 8534b9d1ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:bubu | 作成日時:2014年10月17日 17時