第139話 ページ7
リベラside
また言っている。
寂しいだのなんだのと。
ミオがいるからいいではないか。
というか、学校は辞めるからいいではないか。
リベラ「何言ってんの。レナも辞めるんでしょ？学校。」
レナ「アリオンの学校は、ね。どうせコムチナで王族専用の学校行きよ。」
リベラ「そんなものがあるの！？」
レナ「コムチナは王族が無駄にいるからねぇ。私の祖父母にあたる世代が妙に大量にいるのよ。私の母がたくさん従兄弟を持ってるってことね。」
リベラ「そうなんだ・・・。ほら、アリオンは王族少ないのかなんなのか知らないけど、そんな学校ないから。マナは家庭教師よ。」
レナ「まだ家庭教師の方がマシ。リベラがいない学校なんて、想像できない。」
リベラ「そんなことないと思うけど・・・」
レナが珍しく深刻な顔をしている。
そんなに悩むことではないはずだ。
リベラ「いいじゃん。一生の別れじゃないんだから。」
レナ「っ・・・」
私がそう言うと、レナはハッと顔を上げた。
レナ「ほんと？」
リベラ「ほんとって、何が。」
レナ「一生の別れじゃないってこと。本当なの？」
リベラ「なんでそんなとこで嘘つくのよ。本当よ。」
レナ「本当に？」
リベラ「ええ。」
レナ「絶対？」
リベラ「だからぜっt」
・・・
・・・
そうか。
レナはそれを心配してたのか。
これで私が2度とファナッカから帰ってこなくなるんじゃないかと心配してたのか。
レナ「リベラ・・・？」
そうだ。私はまたここに帰ってくる。
帰ってこなくちゃいけない。
レナ「リベラ？」
絶対。
レナ「ねえ」
リベラ「レナ。私は絶対、アリナレオンバートに帰ってくる。絶対。天に誓う。絶対、ここに帰る。」
私はそうレナに言った。
表情をかためて、力強く言った。
レナ「・・・うん。」
リベラ「ほら、早く帰らなきゃ！」
レナ「うん。」
リベラ「ほらほら！テンション上げて！また明日！」
私はベランダにどんとレナを押した。
そして手を高く上げ、手を振った。
レナに悲しんで欲しくない。
私は精一杯の笑顔を浮かべた。
レナはそんな私の姿を見て、明日ね、と言い残し
羽をはばたかせて帰っていった。
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fruit(プロフ) - ましらさん» もう・・・！何よりの励みになります！！本当にありがとう！いつもいつも支えてくれてありがとう！ (2016年12月7日 23時) (
レス) id: 1c29b9fd37 (このIDを非表示/違反報告)
ましら(プロフ) - fruitさん» 分かった！fruitちゃんとこの作品は、ずっと追いかけるから！更新遅くなるなんて関係ないよ！更新速い作品だけが良い作品ではないもん。がんばれー！ (2016年12月7日 15時) (レス) id: 512c5a6245 (このIDを非表示/違反報告)
fruit(プロフ) - ましらさん» 初コメありがとう！！！更新はこれからどんどん遅くなって行くと思うけど・・・どうか最後までお付き合いください！これからもよろしく！ (2016年12月6日 21時) (レス) id: 1c29b9fd37 (このIDを非表示/違反報告)
ましら(プロフ) - 続編おめでとう！fruitちゃんは更新速いし色々楽しませてくれたり凄い作者さんだよ！続きを待ってます！ (2016年12月6日 16時) (レス) id: 512c5a6245 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fruit | 作成日時：2016年12月5日 20時
