第178話 ページ46
リベラside
キリトは私の方を向いて、少し小声で言った。
リベラ「?」
キリト「明日の朝でもいいんですが、なんだかんだ言って忙しくてあまり時間が取れないと思って。このパーティーの締めくくりとしてリベラ様にお言葉をいただこうと思ったのです。今ならみんなが揃っていますし、丁度良いかと。」
リベラ「あぁ、なるほどね。明日の朝だと準備とかで忙しくて全員集まれないかもしれないってことね。」
キリト「はい。ですので片付けが終わった後、みんなを集めてそこで。」
リベラ「うん。」
私は辺りを見回す。
そろそろ片付けも終わってきたところかな。
リベラ「それでもいいんだけど、今レナがトイレに行っちゃって。それ待ってくれる?」
キリト「もちろんです。では、よろしくお願いしますね。」
リベラ「うん。ありがとう。」
私がそう言うと、キリトは満足そうな顔をして片付けに戻って行った。
みんなに向けての言葉・・・
1つ1つ噛み締めながら話そう。
ーーーーーーーーーーー
さすがアリオンの使用人が全員集合しただけあって
予想以上に早く片付けが終わってしまった。
キリトはもうすでにみんなに集まるよう伝えているようで、
客間に自然と人が集まっていた。
気安く「うん」とは言ったけど、果たして何を言おうか・・・。
レナを目で探したところ、まだトイレから戻ってきていないようだ。
あと少し考える時間はあるか・・・。
言いたいことがありすぎて何を言おうか迷う。
頭の中で言いたいこと、すでに言ったこと、明日言ってもいいことを考える。
・・・とりあえず、みんなには幸せでいてもらえばそれでいい。
結局はこの結論になってしまう。
これを伝えるために何を話すべきか
頭の中がぐるぐると回転してきた。
あれから何分か経ったけど、レナが戻ってこない。
みんなに言いたいことを考えすぎてつい忘れていたけど
大丈夫かな・・・
リベラ「私ちょっとレナの様子見てくるね。」
ラフ「レナ様・・・はトイレに行かれたのではないのですか?「
リベラ「いや、そうなんだけど、なんか様子がおかしかったから不安になって。」
ラフ「あぁそれでしたら、私が見てまいりますよ。リベラ様は色々と心のご準備がおありでしょう?」
リベラ「・・・そうね。お願いしていいかしら?」
ラフ「はい!もちろんです!」
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fruit(プロフ) - ましらさん» もう・・・!何よりの励みになります!!本当にありがとう!いつもいつも支えてくれてありがとう! (2016年12月7日 23時) (レス) id: 1c29b9fd37 (このIDを非表示/違反報告)
ましら(プロフ) - fruitさん» 分かった!fruitちゃんとこの作品は、ずっと追いかけるから!更新遅くなるなんて関係ないよ!更新速い作品だけが良い作品ではないもん。がんばれー! (2016年12月7日 15時) (レス) id: 512c5a6245 (このIDを非表示/違反報告)
fruit(プロフ) - ましらさん» 初コメありがとう!!!更新はこれからどんどん遅くなって行くと思うけど・・・どうか最後までお付き合いください!これからもよろしく! (2016年12月6日 21時) (レス) id: 1c29b9fd37 (このIDを非表示/違反報告)
ましら(プロフ) - 続編おめでとう!fruitちゃんは更新速いし色々楽しませてくれたり凄い作者さんだよ!続きを待ってます! (2016年12月6日 16時) (レス) id: 512c5a6245 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:fruit | 作成日時:2016年12月5日 20時