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第171話 ページ39

リベラside

リベラ「んじゃ、行ってきます。」

キリト「行ってらっしゃいませ。」

私はキリトに見送られながら、レナとルナナとともに客間を出て自分の部屋に向かった。









ガチャ

ルナナ「失礼します。」

レナ「しまぁす・・・」

レナがルナナにつられたようにボソッと呟く。

リベラ「レナは・・・そこの椅子に座っておいて。ルナナ、ここまで来てもらったのに悪いけどお茶を淹れてきてくれないかしら。」

ルナナ「かしこまりました。」

レナ「え・・・客人扱いしなくていいのに」

ルナナ「いえいえ!アリオンを守っていただくのです!これぐらいのことさせてください!」

レナ「あ・・・うん。ありがとう。」

ルナナ「行ってまいります!」

リベラ「よろしく。」


カチャ


私はルナナの足音が遠ざかったのを確認してから、口を開いた。

リベラ「ごめんね。こうでもしないと気が済まない子なのよ。」

レナ「わかってるわよ。いい子じゃない。可愛らしいわ。」

リベラ「まだまだ幼いんだけどね。」

私はレナに笑いかけて、服の入ったタンスを開いた。

・・・

どれを持って行こうか

あっちではドレスなのか?

でもドレスじゃなかったらなんなのか

王宮の中である限り正装であるべきか。

だったら普段着はもしもの時のために数着でいいか・・・

レナ「リベラ?」

リベラ「んー?」

頭の中であれこれ考えながら、私はレナに耳を傾けた。

レナ「リベラがファナッカに出発した後は、使用人のみんなはどうするの?」

リベラ「ここに残ってくれるみたいよ。少なくともマナだけはここにいないといけないから、マナを守るために誰が残るかってなって。人数は多ければ多いほど安心だから、全員残ろうってなったらしいよ。最初はどこかの王宮に移るとか言う話もあったらしいけどね。」

レナ「へぇ・・・。」

これと・・・これ・・・とこれがあればいいか。

次は何が必要かな







ん?

私の思考回路は突然ストップした。

タンスから顔を背けてレナの方を向く。


リベラ「なんでそんなこと聞くの?」

レナ「え・・・いや?興味本位よ。」

リベラ「ふぅん・・・。」

私はタンスに顔を戻した。

・・・目だけはレナを見ながら。






まただ。

何かがおかしい。

レナの何かがおかしい。

全校生徒の記憶を処理した時のように

レナがレナじゃないみたい。

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fruit(プロフ) - ましらさん» もう・・・!何よりの励みになります!!本当にありがとう!いつもいつも支えてくれてありがとう! (2016年12月7日 23時) (レス) id: 1c29b9fd37 (このIDを非表示/違反報告)
ましら(プロフ) - fruitさん» 分かった!fruitちゃんとこの作品は、ずっと追いかけるから!更新遅くなるなんて関係ないよ!更新速い作品だけが良い作品ではないもん。がんばれー! (2016年12月7日 15時) (レス) id: 512c5a6245 (このIDを非表示/違反報告)
fruit(プロフ) - ましらさん» 初コメありがとう!!!更新はこれからどんどん遅くなって行くと思うけど・・・どうか最後までお付き合いください!これからもよろしく! (2016年12月6日 21時) (レス) id: 1c29b9fd37 (このIDを非表示/違反報告)
ましら(プロフ) - 続編おめでとう!fruitちゃんは更新速いし色々楽しませてくれたり凄い作者さんだよ!続きを待ってます! (2016年12月6日 16時) (レス) id: 512c5a6245 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:fruit | 作成日時:2016年12月5日 20時

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