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第162話 ページ30

リベラside

裏のclockを滅ぼす方法。

リベラ「まず計画を探り出す。表のリーダーとはいえラサゴベアもいっぱい知ってるでしょうからねぇ。そして計画の概要がわかったらことごとく邪魔をする。意地でもアリオンを守ってやるわ。」

マナ「そんな簡単にいきますか・・・?」

リベラ「いかないと思う。でも、とりあえずファナッカに行かなくちゃできないわ。」

マナ「・・・お姉さま・・・」


マナはそういうと、黙って下を向いた。

・・・ごめんね。マナ。

マナは迷っている様子だ。

確かに私がファナッカに行かないといけない理由だが、あまりにも危険すぎる。


でも、キーピングをアリオンに寄せ付けないなんて、本当に守ったとは言えない。

本当にアリオンを【守る】ためには、裏のclockを根絶やしにしなければ。

そして裏のclockを滅ぼした時、それは私がアリオンに帰る時だ。

マナは未だ苦しそうな顔をしている。

私はマナの背中を押すため、口を開いた。

リベラ「マナ・・・あなたを苦しめることはわかってるの。私がファナッカに行くってことは、実質あなたが女王になるのと同じことだもの。それでも、私はファナッカに行きたいの。それが、アリオンを守る最短で、最善の道だから。」

マナは私の言葉を1つ1つしっかりと聞き、ゆっくりと私の方へ顔を上げた。


マナ「戴冠は、しません。」

リベラ「えっ!?」

マナ「私は、女王の器ではありません。」

リベラ「マナ・・・」

マナ「違います。逃げているわけではないんです。ただ、私が女王にならなければいけない日が来る前に、お姉さまは帰ってきます。」

リベラ「私が・・・!?」

マナ「ああ、お姉さまが女王にならないといけないわけじゃないんです。お姉さまの結婚相手でも、他の国から国王を呼んでもいいんです。ただ、そんなことにあたふたしているうちに、お姉さまは帰ってきます。」

リベラ「・・・なんで断定形なのよ。」

マナ「確信しているからです。」

リベラ「・・・」


ふっ


マナ・・・私が思ってる以上に、大人になった。

見くびり過ぎていた。

マナは自分のことはすでに覚悟が決まっていたのだ。

多分、女王にならなければいけない日がきたら、マナは女王になる覚悟はできている。

それでも、私を待ち続けると言う。


リベラ「それなら・・・早く帰ってこないとね。」

マナ「はい。早くです。」

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fruit(プロフ) - ましらさん» もう・・・!何よりの励みになります!!本当にありがとう!いつもいつも支えてくれてありがとう! (2016年12月7日 23時) (レス) id: 1c29b9fd37 (このIDを非表示/違反報告)
ましら(プロフ) - fruitさん» 分かった!fruitちゃんとこの作品は、ずっと追いかけるから!更新遅くなるなんて関係ないよ!更新速い作品だけが良い作品ではないもん。がんばれー! (2016年12月7日 15時) (レス) id: 512c5a6245 (このIDを非表示/違反報告)
fruit(プロフ) - ましらさん» 初コメありがとう!!!更新はこれからどんどん遅くなって行くと思うけど・・・どうか最後までお付き合いください!これからもよろしく! (2016年12月6日 21時) (レス) id: 1c29b9fd37 (このIDを非表示/違反報告)
ましら(プロフ) - 続編おめでとう!fruitちゃんは更新速いし色々楽しませてくれたり凄い作者さんだよ!続きを待ってます! (2016年12月6日 16時) (レス) id: 512c5a6245 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:fruit | 作成日時:2016年12月5日 20時

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