第135話 ページ3
リベラside
マナは大反対なのだろう。
きっとそれは、自分が王的立場になるからではなく、
私の身の安全のため・・・。
出発予定を例え一年後にしたとしても
マナは反対するだろう。
でも
行くと決めたからには、早く行かなきゃ。
それを、マナにもわかって欲しい。
リベラ「マナっ・・・」
マナ「失礼します。」
バタンッ
マナは客間を出て行ってしまった。
ラフ「っマナ様!」
慌ててラフが追いかける。
リベラ「マナ・・・ごめんね。」
傷つけてしまったかもしれない
・・・けど、これが最後だから。
リベラ「出発は、3日後に決定する。」
キリト「では、使者を出して明日中にはファナッカに知らせます。」
リベラ「うん。」
レナ「学校のみんなは私が片付けとくわ。」
リベラ「ありがとう。」
・・・
?
片付ける?
ミオ「おい、片付けるって・・・。」
レナ「そうよ。ちょいと学校のみんなの記憶いじっちゃう♡」
ミオ「言ってること怖えーからな。」
レナ「大丈夫だって!私たちの存在記憶を消すだけだから!」
リベラ「私・・・たち?」
私が学校からいなくなるだけなのだから、私、つまり【アリナレ・リベラ】の存在した事実を消してくれたらいいだけ。
なのにレナは、私「たち」と言った。
アリナレ・リベラだけでなく、レナとミオが存在したことまで消すってこと・・・?
レナ「ええ。リベラがいない学校なんて、行く意味ないもの!」
ミオ「元々俺たちがアリオンの学校にわざわざ通い出したのは、アリオンの調査が目的だったからな。」
リベラ「炎の力の調査?」
レナ「どの国も狙ってるってことよ。特にコムチナ国みたいな小ちゃい弱〜い国々がハエのように集ってる。」
リベラ「そうなの!?」
ミオ「俺たちだけじゃないかもしれないってことだ。どこにスパイがいるかが分からないんだ。それはアリオンだろうがファナッカだろうが同じ。決して気を緩めちゃいけない。」
リベラ「そっか・・・。」
ファナッカでも、必要最低限しか、アリナレオンバートの王女であることを言ってはいけない。
もしアリオンからファナッカに王女が渡ったなんて世間にバレたら・・・
考えるだけでゾッとする。
魔力復活の可能性を最も高く持ってる王女がいなくなった国なんて、恐れる必要がなくなる。
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fruit(プロフ) - ましらさん» もう・・・!何よりの励みになります!!本当にありがとう!いつもいつも支えてくれてありがとう! (2016年12月7日 23時) (レス) id: 1c29b9fd37 (このIDを非表示/違反報告)
ましら(プロフ) - fruitさん» 分かった!fruitちゃんとこの作品は、ずっと追いかけるから!更新遅くなるなんて関係ないよ!更新速い作品だけが良い作品ではないもん。がんばれー! (2016年12月7日 15時) (レス) id: 512c5a6245 (このIDを非表示/違反報告)
fruit(プロフ) - ましらさん» 初コメありがとう!!!更新はこれからどんどん遅くなって行くと思うけど・・・どうか最後までお付き合いください!これからもよろしく! (2016年12月6日 21時) (レス) id: 1c29b9fd37 (このIDを非表示/違反報告)
ましら(プロフ) - 続編おめでとう!fruitちゃんは更新速いし色々楽しませてくれたり凄い作者さんだよ!続きを待ってます! (2016年12月6日 16時) (レス) id: 512c5a6245 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:fruit | 作成日時:2016年12月5日 20時