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第151話 ページ19

リベラside

最後の学校

だからと言って、特別に何かするわけもなく

と言うより、何かできるわけでもなく

ただただいつも通り過ぎ去った時間

でも、やっぱりいつもよりあっという間で

今日はいつもよりみんなに話しかけた。






掃除が終わってすぐ

レナとミオと私は屋上にいた。

校内に人はまだ残っていて

レナが魔法をかけて、みんなを学校に留まらせている。

今この学校の人たちは、なぜだか家に帰りたくない、学校にまだいたい、と言う気持ちに襲われているらしい。




・・・用事とかあったら申し訳ないな

ふとそう私が言葉をこぼすと、レナは、

レナ「大丈夫よ。私がさっと気持ちを読んだ限り、重大な用事がある人はいなかったわ」

と言った。

生徒みんなの気持ちをさっと読み取れるなんて・・・。





入学するときに小規模校を選んでよかったとつくづく思った。

キリトが小規模校にしたほうがいいと提案したのだ。

もしも何かあったとき、対処すべき人間が少ないほうがいいと。

・・・さすがキリト。

助言を聞いておいてよかった。

レナも、流石に大規模校となると、全員はいっぺんには記憶を処理できなかったかもねと言った。



さて、私たちが屋上にいる理由。

それは、今からレナによる記憶処理が一斉に行われるからだ。

レナ曰く、「レナの記憶処理ショー」。

聞くだけだと怖い。

内容は単純だ。

この学校にいる全ての人たちから、私とレナとミオがいた記憶を消すだけ。

他の記憶には一切触れない。

もし他の人に「リベラってどこ行ったの?」と聞かれても、「は?誰それ?」と、一切思い出すことがないところまで記憶の処理を行うようだ。






レナ「さあっ!ぱっぱとやっちゃいますか!」

ミオ「なんで俺が必要なんだ。」

レナ「だって私姿消せないもーん」

ミオ「・・・利用されてるってわけか。」

レナ「あんたも関係者だからね!協力は当たり前よ!」

ミオ「ほいほい。」

みんなの記憶を処理した後は、学校の人とは出会わないように、飛んで帰るらしい。

しかし、その飛んでいる姿を見られては元も子もない。

ましてや隣国でもないコムチナとクオテムの王女と王子なんて。

怪しまれる以外何者でもない。

というわけで、姿を消して飛ぼうというわけだ。

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fruit(プロフ) - ましらさん» もう・・・!何よりの励みになります!!本当にありがとう!いつもいつも支えてくれてありがとう! (2016年12月7日 23時) (レス) id: 1c29b9fd37 (このIDを非表示/違反報告)
ましら(プロフ) - fruitさん» 分かった!fruitちゃんとこの作品は、ずっと追いかけるから!更新遅くなるなんて関係ないよ!更新速い作品だけが良い作品ではないもん。がんばれー! (2016年12月7日 15時) (レス) id: 512c5a6245 (このIDを非表示/違反報告)
fruit(プロフ) - ましらさん» 初コメありがとう!!!更新はこれからどんどん遅くなって行くと思うけど・・・どうか最後までお付き合いください!これからもよろしく! (2016年12月6日 21時) (レス) id: 1c29b9fd37 (このIDを非表示/違反報告)
ましら(プロフ) - 続編おめでとう!fruitちゃんは更新速いし色々楽しませてくれたり凄い作者さんだよ!続きを待ってます! (2016年12月6日 16時) (レス) id: 512c5a6245 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:fruit | 作成日時:2016年12月5日 20時

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