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第73話 ページ33

キリト side


キリト「リベラ様・・・!」
「耳閉じて。」

キリト「え?」


ドアを開ける直前

誰かの声が聞こえてきた。






危ない

直感がそう告げる。

キーーーーーーーーーーーン



キリト「うっ」

私はとっさに耳を塞いだ。


耳が痛い。

それは耳だけでなく、体全体にダメージを受けた。

ということは...

魔力持ちか...!



体が動かない。

しかし...



キーーーーーーーーーーーン


キリト「っリベラ様が!!!」

バタン


そう叫んだ瞬間

リベラ様の部屋から誰かが出てきた。

ボッ


そしてその「女性」は

すぐに手のひらから炎を出した

・・・ああ。

あの方か。

「やめろ。」

フッ



ビュンッ


シューーーーーーーー

その人が出した風の魔力は、

音の魔力持ちの手をめがけて一直線に飛んで行った。



ドォン

「きぁぁ!!!」


シューー


しばらくすると、その姿があらわになった。

もちろんこの風の魔力持ちは

「なぁに・・・手に少し当てただけ。」


キリト「リニャーノ様...」

ユラス「ユラス・リニャーノだ。よろしく頼むぞ。」


そう言って、リニャーノ様は見知らぬ2人に挨拶をした。

その2人に目を向けると

さっきの音の魔力持ちと、男性が1人。

年はちょうどリベラ様ぐらいの見た目。


するとふと、リニャーノ様が私の存在に気づいた。

ユラス「・・・!久しぶりだな。キリト殿。」

キリト「お久しぶりです・・・あの、リベラ様は」

私は早々に様子を聞いた。

するとリニャーノ様は少し顔を歪めて言った。

ユラス「大丈夫だ。リベラは無事だ。《体は》な。」

キリト「体、は?」

言葉に引っかかった。

私は言葉の続きを促す。

ユラス「ああ。私にはどうすればいいかがわからん。元気付けてやってくれないか。相当泣き崩れて」
「あなたがっ!!」


突然、音の魔力持ちの女性が言葉を遮った。

このお顔、どこかで...

「あなたという人がいながら、阻止できなかったのか?」

涙をこらえるように、震えた声でリニャーノ様にそう訴える彼女。

どこかで見たことがある...

それに隣にいる男性も。

どこで見たことが...?



「体だけでなく、心も守ることがっ!!!」

そう彼女が叫んだ時に気づいた。

このお顔は

おそらく

キリト「レナ様・・・?」
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
誤字・脱字が半端じゃないと思います!
見つけ次第、コメントまでお知らせいただけると幸いです!

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fruit(プロフ) - アリスティーナさん» 嬉しいコメントありがとうございます!!こんな昔の作品を掘り起こして頂いて、しかもそんな素敵なお言葉ありがたい限りです...少しずつ暇を見つけながらまだまだ修正していく予定ですので、もっと上手くかけるよう頑張ります。コメントありがとうございました! (2021年6月1日 17時) (レス) id: 9e79a81734 (このIDを非表示/違反報告)
アリスティーナ(プロフ) - 面白いです!!!!書き方教えて頂きたいくらいです!! (2021年5月31日 12時) (レス) id: c1ac6cc63c (このIDを非表示/違反報告)
fruit(プロフ) - あいさん» お返事遅くなってしまい申し訳ありません...!とても嬉しいお言葉、本当にありがとうございます!少しずつ直しておりますので、もっと素敵なお話にできるよう頑張りたいと思っております。どうぞこれからもよろしくお願いします! (2021年2月27日 4時) (レス) id: b2a1d0f311 (このIDを非表示/違反報告)
あい - 素敵な話ですね (2021年1月19日 17時) (レス) id: 1883dbefc1 (このIDを非表示/違反報告)
fruit(プロフ) - 月夜桜さん» おおーーありがとうございます!とても嬉しいです!! (2018年1月14日 19時) (レス) id: 1c29b9fd37 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:fruit | 作成日時:2016年8月11日 0時

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