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菅原side

西谷「スガさんナイッサー!!」

俺だって何回かAにアピールしていた。だけどあいつのことだからきっと俺が好きってことは1ミリも気付いていなかったんだと思う。鈍感ちゃんだし。

それでもいいからAの1番の相談役っていう立場が欲しかっただけなのかもしれない。

我ながら顔に似合わず貪欲だと思う。

頼られるということは、それは相手に気がないから。

Aが俺の教室まで来たときは正直嬉しかったけど、それが月島のことで来てることなんて知っていた。

その後手を握ったり、じっと見つめてみたりしたけどAにはなんの効果もなくて。

俺に好意がないってことを知ったときはほんとに悔しかったし、悲しかった。

今の俺に恋愛で悔しいって気持ちが生まれるなんて思ってなかった。

なんでもいいから、何かが起こって神様がAを俺のところに連れてきてくれたらいいのに。

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作者名:らう | 作成日時:2024年3月25日 15時

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