どうせ今だけ【月島蛍】 (ページ4)

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？「きぃよっこさーん！！！」

清水先輩は見事ガン無視して私に案内してくれる。ガン無視された本人は逆に喜んでいた。

清水「ああいうのは無視していいからね」

「あ、はい！」

？「清水、その子はマネージャー志望の子か？」

清水「うん、今日一応見学に来たって」

「あ、AAです！お願いします！」

澤村「俺は澤村大地だ。よろしくな！」

頼もしそうな笑顔と体格に3年生ってすごいと思っていたら急に集合をかけられた。身長も体格もでかい人たちに囲まれるのはなんていうか、とても威圧感があって怖い。

澤村「この子はAAで、マネージャー見学の子だ」

「よろしくお願いしますっ！」

？「あはは、初々しくて可愛いじゃん。俺は菅原孝支。よろしくね」

菅原先輩も清水先輩と同様で柔らかな笑みで私に話しかけてくれた。どっちも話しかけやすくて優しい人なのが一目で分かる。

？「俺ぁ、田中龍之介だ。田中先輩、でいいぞ」

「た、田中先輩…？」

田中「ぐはっ！な、んだその上目遣い…！だが俺には潔子さんがっ！」

この身長差的に上目遣いになるのは当たり前なのだが。それがなにか田中先輩に効いたみたいだ。清水先輩の方をちら、と向いてみるが田中先輩のことなんかお構い無しに澤村先輩と話していた。