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「いや?別に普通」

影山「あんな奴のどこがいいんだよ」

いや今私普通って答えたよね。なんでこの人こんなにキレ散らかしてるんだ。影山、もしかして1人で突っ走って考えてるんじゃないんだろうか。

「でも私は月島も影山も似てると思うけど」

影山「ああ"!?」

「ごめん」

そんな怒ること?
ちょっとだけ月島が可哀想だって思ってしまった。影山は眉間にシワを入れて今にも私に飛びつきそうだ。

体育館に入ると、月島が私のことをちら、と見てからまたすぐに目を逸らす。

月島が人のことを見ると睨んでるようにしか見えないこの現象、なに。

影山も例外ではないけど。この前の音駒高校との練習試合のときプリン頭のセッターの人に1人でぶつぶつ言ってて怖がられてたし。

清水「あ、Aちゃん大丈夫?」

「ご迷惑をおかけして申し訳ございません!ビブス、干してきます!」

清水「ありがとう」

ギャラリーへ続く階段を登って、上からプレーを見る。あ、月島のサーブだ。今のサーブ絶対手抜いた。ブロック飛んだ!おぉ、ワンチ決めてる。

一通りのプレーを見終わると同時にビブスを干し終えたので1階へ降りる。

ピーッと笛がなって休憩の合図が響く。各々がタオルやらペットボトルやらを掴んで休憩をする人もいれば、休憩しないでそのまま練習をしている人もいる。

この後、チームを分けて練習試合をするから私は体育倉庫に行って得点板をとってくる。

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作者名:らう | 作成日時:2024年3月25日 15時

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