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「熱はないか…」

月島「ちょっと君、何したか分かってんの」

おでこに触れた手首を掴んできた。まだ顔は火照ったままだった。そんな顔を見たことがなくて、なぜか心臓がどくどくうるさくなり始める。

「いや、」

月島「僕君のことなんかどうでもいいって思ってたけど」

「どうでも…?」

月島「そんなことなかったみたい……だから」

言葉を紡がれるのを待っていると、菅原先輩が耳打ちしてきた方の耳にキスをされた。

月島「覚悟しててよね」

そう言って笑った月島は今までの中で1番悪い顔をしていたような気がする。自分が言いたいことだけ言って帰った月島を見えなくなるまで見続ける。

「…………はあ!?」

言葉の意味を理解した私はキスされた耳を抑えながら悶え込むのであった。

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作者名:らう | 作成日時:2024年3月25日 15時

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