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体育館に近付くとキュッキュッと体育館特有のシューズの音が聞こえる。

扉と扉の間をじっと覗いているとよく見慣れた高身長がいた。それ以外にも目を向けてみるとみんな練習で大変そうだ。

この状態で部外者が入ってきても迷惑だろうなと思い帰ろうとした矢先。

?「部活動見学?」

艶やかな声がして、甘い匂いが鼻を掠めた。
後ろを振り向くといかにも絶世の美女が。目の前に立っている方は可愛いと言うよりかは美しい、儚いという言葉の方が合ってる方だった。

「は、はいっ!」

緊張して上擦った声を出してしまうと、その方は柔らかい笑みを残した。

?「私は3年の清水潔子。あなたは?」

「私は1年のAAです!」

清水「Aちゃん、ね。じゃあ中入ろっか」

清水先輩に案内されて私たちは体育館の中へと足を運ぶ。

だけど、月島に言われたからバレー部の見学に来たと思われたくないという気持ちもあったから私は何気ない顔で体育館に入っていったら嬉々とした声で男子1人が清水先輩に近付いてきた。

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作者名:らう | 作成日時:2024年3月25日 15時

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