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11.冷え◯タ下さい ページ14

風丸side


A「……それでね、美紅ちゃんてばそこでバッグにポーチ入れちゃって……」

風丸「そりゃ大変だな笑」


誰か、今、冷え◯タくれないかな

佐久間から成神のことを警告されて、花火大会一緒に行こう!と赤宮さんを誘おうと思い、一緒に帰ったところまでは順調だった。

が……


風丸(恥ずかしすぎて誘えんわこんなん)


部活帰りで周囲はかなり暗いが、それでも顔色がバレそうだと変なことを考えてしまう。


多分今、俺の顔は真っ赤だろう。


A「そういえば!今日の宿題になった数学の題門2のとこ、難しくない?」

風丸「そこ応用だから、今度のテスト対策授業に入ってきそうだよな」

A「そうかも……教科書見て頑張らなきゃ」

風丸「ファイト(*´∀`*)尸"」

そのまま歩くこと約五分。


帝国学園の寮についてしまった。

風丸(ああああせっかく佐久間が手を回してくれたのにいいいい)

A「風丸くん、送ってくれてありがとう」


風丸「う、うん……」


このまま成神に誘われるところをみすみす逃すのか、俺。


そんなのはいやだ!


ばっ!と視線を上にあげる。赤宮さんは寮の玄関を開けようとしていた。


風丸「あのさ!」

A「?」

Aがふりかえる。
逆光のせいで、赤宮さんの顔が表情が見えない。


風丸「合宿の花火大会!二人で見ないか!」


恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい

これまでで一番顔が真っ赤だと思う。

きっと赤宮さんにこの顔は見られている。

カッコ悪い、情けない

ぎゅっと目を瞑った。


A「いいよ」



風丸「………………………………



  え」


目を開けると、赤宮さんがドアを開けながらこっちを振り返り、

A「楽しみにしてるね〜」

といいながら手をふっていた。




その表情は逆光ではっきり見えなくても確かに笑っていて。



あっけにとられているうちにドアは閉まり、辺りには静寂が訪れていた。




そのままボーッとして家に帰った。








ボーッとしたまま家の中を歩き、机の角で足を打って意識が覚醒した俺は、急いで佐久間にメールをうった。

12.広いね→←緋暮の部屋


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設定タグ:風丸一朗太 , 帝国学園 , 青春   
作品ジャンル:恋愛
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うんち - たぬきっていう掲示板のイナ嫁って名前のスレで晒されてましたよ (2020年12月22日 13時) (レス) id: 338f37e745 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - とっても面白いです!!頑張ってください!! (2020年4月27日 17時) (レス) id: b227610430 (このIDを非表示/違反報告)
- 初コメント失礼します!この作品とても面白いですこれからも無理の無いように頑張ってください!後訂正してほしいのですが成神の成の漢字が鳴になってますよ(>人<;) (2020年4月25日 13時) (レス) id: b586754433 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神埼緋暮 | 作成日時:2019年12月3日 23時

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