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プロローグ ページ1

『…は、はあ?』
「すまない、君との約束を破ってしまったのは謝る、だけど、僕とわかれてくれ」

意味が、わからない

5年間、待ち続けたのに


『…なんで、約束したのに、愛してるって、帰ったら婚約者になるって』
「…そ、それで、わかれてくれるか?」
『は?』

私はこいつの、胸ぐらをつかむ


「っ!」
『論点をずらすな!!!お前とわかれる?決まってるじゃない!!あんたとなんかこっちから願い下げよ!!』
「…____…」
「…そろそろ私の王子様から手を離してくださる?」
『…いいよ、でもその代わりに』

バシン!!

音が2回なった

「「え?」」
『あんたらは一生呪ってやる!!!』

そして私はただひたすらに走った



『はあ…はあ…はあ…はあ…』

『なんで、あんなやつ好きになったんだろ』


でも、もういい


『私だって5年間何もしないでいたわけじゃないもの』



秘薬、禁術、そう言われるものを私は生み出していた



『転生の薬…』

『もう、未練はないわ』
『さようなら、エリアス、昔のあなたは好きだったわ』


そして私は薬を飲んだ

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作者名:els | 作成日時:2021年4月30日 18時

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