Episode 006：恐ろしい敵は、味方となればこの上なく頼もしい ページ10
17対1──イナズマジャパン対夢野Aの勝負。
勝負は一瞬でその幕を閉じた。
勝者・Aは変わらず飄々としている。
まるでこの結果になって当然だ、と言わんばかりに。
かたやイナズマジャパン一同──マネージャーを含む──は言葉すら出ない。
クラリオの必殺技はまだシュートの原型をとどめている範疇で、特訓を繰り返せば止められるとの希望は持てていた。
しかし、Aのこの必殺技は違う。
人間の常識範囲・自然の法則にとどまっている限りでは、絶対に止めることができないのだ。
このようなシュートを何発も打たれては特訓しようが元も子もない。
──そんな技を編み出したAは一体何者なのか。
「……ちょっと。いきなり黙らないでくれるかなぁ。さっきまではあんなに威勢がよかったのに」
Aは依然として変わらない態度の日本代表選手に不機嫌さを表し、特に先ほど自分に突っかかってきた吉良や灰崎の方をちらりと見ながら言った。
そしてゆっくりとゴール前、無言で俯いている円堂の元へと歩み寄る。
「もしかして怖くなっちゃった？」
もしもーし、と円堂の前で手をヒラヒラさせるA。
「……げぇ……」
「はい？」
「……すっげぇよお前！！」
途端に顔を上げたかと思えば、キラキラした表情でAを見つめる円堂。
「俺、あんな強ぇシュート見たの初めてだ！！お前って本当にすげぇ選手なんだな、夢野！！」
円堂は強引にAの手を握り、ブンブンと握手をする。
そんな円堂の様子に、開いた口が塞がらないA。
他のメンバーも唖然呆然とした表情で円堂を見ていた。
「円堂さん？」
「なーにビビってんだよ、お前ら！！これからこんなに強いヤツが俺たちを鍛えてくれるんだぜ！？すげぇラッキーだって思わないのか！？」
一同はハッとする。
「確かに。少しの期間とはいえ、ここまでの選手が味方になってくれるのは心強いな」
風丸が円堂に近づき、頷いた。
「そうだよ！……えと、"A"！これからよろしく！一緒に世界に行こう！」
目を輝かせてそう言う稲森に、Aはその眉をひそめ、
「言っておくけど、俺の目的は君たちを勝たせることじゃない。あくまで君たちに『勝ち抜ける力』を与えることだ。実行するのは君たちなんだからね？」
安直な応援の言葉を断固としてかけない彼から「指導に対する本気」を感じる一同だった。
「……あいつが、夢野A……」
一星は背を向けるAに鋭い視線を送る。
「財団が指定していた最重要危険人物か。特級に認定されるだけの力はあるな……」
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いづう(プロフ) - ハニートースト 通称，ハニトン！さん» 今見ました！申し訳ありません、なぜか夢野くんのイラストは表示されず見れませんでした…（；＿；）でも琴平くんは見れました！やばいです！かっこいいい！！！まさか琴平も描いて頂けるとは感激です！！ありがとうございました！！ (2018年11月13日 19時) (
レス) id: a4beff7793 (このIDを非表示/違反報告)
ハニートースト 通称,ハニトン！(プロフ) - 描けました！是非っ！！ (2018年11月13日 18時) (レス) id: b6696be840 (このIDを非表示/違反報告)
ハニートースト 通称,ハニトン！(プロフ) - いづうさん» ま、マジですかっ？！お恥ずかしい…では、喜んで描かせていただきますね！ (2018年11月13日 18時) (レス) id: b6696be840 (このIDを非表示/違反報告)
いづう(プロフ) - ハニートースト 通称，ハニトン！さん» ええええ！？本当ですか！？嬉しいです！実は以前ハニトンさんのイラスト集を拝見させて頂いておりまして、上手だなぁ…と密かに思ってたんです！ぜひぜひ描いてください、こちらこそお願いします！ (2018年11月13日 18時) (レス) id: a4beff7793 (このIDを非表示/違反報告)
ハニートースト 通称,ハニトン！(プロフ) - いづうさん» 一応wまたまた質問なのですがいづう様の作品の男主さんを描かせていただいてもよろしいでしょうか…？イケメンすぎてほんと辛いんす！ (2018年11月13日 17時) (レス) id: b6696be840 (このIDを非表示/違反報告)
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