Episode 002：海外では有名でも日本では無名 ページ4
豪炎寺の見舞いを終わらせたAは、ホテルの部屋に戻るなりドカッとベッドにダイブした。
「はぁ〜……さすがの俺も疲れたもんだよこりゃあ」
就寝を挟んだ長時間のフライトを経て日本へやって来たのだ。時差もさることながら、無理もないだろう。
しばらくくつろいでいると、Aのスマホに一本の電話が入った。
「はいもしもし？Aですけどなに……」
「A〜ッ生きてるか〜！？」
その声を聞くなり、Aは安心感と呆れの混じった複雑な感情に襲われた。
「はぁ、俺は生きてるぞ。アイザック」
通話の相手はAの所属チーム「カンザスシティ・チャリオッツ」のキャプテン・アイザック。
Aの一番の親友であり、二人で行動をすることが多かった。
「チャリオッツはどうなんだ？俺がいなくてもやっていけそうかい？」
「ちょっとこっちはAがいなくなったせいで練習どころじゃなかったカナ〜」
「練習しろ」
うそうそ、ちゃんといつも通りやったって！と陽気に返すアイザック。
「でもAがいなくて物足りねぇってのは事実だかんな！やっぱチャリオッツはお前ありきだぜ！」
「はっ、嬉しいこと言ってくれんねぇ！アイザックのくせに」
「おい、そいつぁ余計だぜ！？俺だってキャプテンなんだからよ！」
ふざけているように見えるが、強豪のチャリオッツを率いるキャプテンのアイザックも、かなりの実力者だ。
「明日から日本代表と会うんだよな？」
「ああ。でも多分俺の名前を知る奴は一人もいないだろうよ」
「そうだよな！お前って悲しいぐらい日本で知られてねぇもんな！」
確かにAは正真正銘の天才的選手だ。
クラリオ達然り、欧米の強豪国ではかなり名の知れたプレーヤーで「日本人といえば夢野A」と、まるで日本の代名詞かのような扱いを受けているにも関わらず、日本その国での民間知名度はほぼゼロに近い。
サッカー協会ですら全員が知っているわけではなく、うっすらと名前だけ覚えている程度の者がほとんどなのだ。
それには理由がある。
Aは記録に残るようなことをしていないからである。
彼が本気を出せば、得点率世界ランク一桁台に上り詰めることなど容易い。
しかし彼は記録を残すことにこだわらないのだ。
スリルを味わうためにあえて点を取らずにロースコアゲームに持ち込んだり、はたまた守りに徹したりと、彼は自分の本能のままに試合を楽しんでいるのだ。
「ま、それがお前のいいところだよな！」
「ふっ、よせよ」
設定2(所属チーム・キャラクター)→←Episode 001：入れ違い、すれ違い
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いづう(プロフ) - ハニートースト 通称，ハニトン！さん» 今見ました！申し訳ありません、なぜか夢野くんのイラストは表示されず見れませんでした…（；＿；）でも琴平くんは見れました！やばいです！かっこいいい！！！まさか琴平も描いて頂けるとは感激です！！ありがとうございました！！ (2018年11月13日 19時) (
レス) id: a4beff7793 (このIDを非表示/違反報告)
ハニートースト 通称,ハニトン！(プロフ) - 描けました！是非っ！！ (2018年11月13日 18時) (レス) id: b6696be840 (このIDを非表示/違反報告)
ハニートースト 通称,ハニトン！(プロフ) - いづうさん» ま、マジですかっ？！お恥ずかしい…では、喜んで描かせていただきますね！ (2018年11月13日 18時) (レス) id: b6696be840 (このIDを非表示/違反報告)
いづう(プロフ) - ハニートースト 通称，ハニトン！さん» ええええ！？本当ですか！？嬉しいです！実は以前ハニトンさんのイラスト集を拝見させて頂いておりまして、上手だなぁ…と密かに思ってたんです！ぜひぜひ描いてください、こちらこそお願いします！ (2018年11月13日 18時) (レス) id: a4beff7793 (このIDを非表示/違反報告)
ハニートースト 通称,ハニトン！(プロフ) - いづうさん» 一応wまたまた質問なのですがいづう様の作品の男主さんを描かせていただいてもよろしいでしょうか…？イケメンすぎてほんと辛いんす！ (2018年11月13日 17時) (レス) id: b6696be840 (このIDを非表示/違反報告)
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