22…喫煙所 ページ22
なんとか喫煙所を見つけたA。
「もう居らんかぁ……」
そこには既に誰も居なかった。
灰皿に押し付けられた煙草を見ると、だいぶ前に吸い終わったようだ。
わりと建物の端にあった喫煙所を見つけるのは、容易くはなく、何十分とかかってしまった。
ここからは外に出る…というより別の建物に繋がっており、行くことが可能なようだ。
煙草を吸いたい気持ちを抑え、そちらへと足を進めるA。
そこは、例えるなら、学校の校舎から体育館へと移動する時の通路のようになっている。
近づくにつれ、刃物が交わる音や、銃声、掛け声が耳に刺さるように聞こえてくる。
外からでも感じる気迫は、そこに軍人が居ることを指す。
解放された扉を見つけ、そこに入ると、
「……あれは」
シッマ、と呼ばれていた嫌悪感を抱かざるを得ない男と、自身に後ろ姿がそっくりな人が対面して会話をしていた。
そっくり。Aはその情報で、それがショッピだと言うことに気がついた。
しかし、話しかけると事情がこんがらがり、面倒になると思ったAは、帰ろうと背を向け、進む。
が、
「んお？なんや、ショッピくんやん。」
それは、防がれた。
例のキャスターの男に。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1559人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
らむこ(プロフ) - 続編楽しみにしてます！ (2019年5月25日 11時) (
レス) id: 70493a7da1 (このIDを非表示/違反報告)
桜兎(プロフ) - 大好きです！主人公くんとショッピくんの絡みが尊すぎる (2019年5月25日 7時) (レス) id: 832086f9ca (このIDを非表示/違反報告)
文月零(プロフ) - 皆からチーノくんのヘイトがどんどんたまっていくぅ↑！ (2019年5月24日 22時) (レス) id: 46da8e3aa1 (このIDを非表示/違反報告)
有 - らんっ……っらんっ……！！ (2019年5月24日 19時) (レス) id: 3b3f8a8c71 (このIDを非表示/違反報告)
まほ(プロフ) - 更新の早さに感謝と驚きがとまりません...!好きです! (2019年5月23日 13時) (レス) id: a4dc8f380c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ダント・ルーネ | 作成日時：2019年5月8日 23時
