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宮舘｢あのさぁ、康二｣
向井｢へ…｣
宮舘｢ケジメつける為か、罪滅ぼしか知らないけど。そんな事しなくてももう康二は｢S隊｣のメンバーだよ｣
渡辺｢ふっかを暗殺しようとしてたのは事実だけどね。…でも康二をここに入れよって言ったのはそのふっかじゃん｣
宮舘｢確かに｣
渡辺｢嫌だったらあの時にもう殺してるよねぇ？｣
まるで普段話をするように。
宮舘と渡辺は、ぽかん、とした表情の向井を見ながら話を進めていく。
向井｢な、何で…？｣
渡辺｢何が？どれに？｣
向井｢何で、だって俺、まだ何も成果あげてないのに、何で、仲間、って…？｣
その言葉にぶっ、と吹き出した渡辺は、大声をあげて笑いだした。
渡辺｢はははは！馬鹿だなぁ、康二。成果あげないと仲間じゃないなんて誰が言ったの！｣
宮舘｢まあでも、仕方ないだろ。アサシンとかそういう業界って、実力主義感はするし｣
渡辺｢だとしてもじゃない！？はは！あーおかしい、…少なくともここはそんな場所じゃないよ｣
宮舘｢そういう事だよ。ほら、顔上げて。この話はおしまい。また襲われそうになったら無線に連絡入れておいで。その方がやりやすいでしょ｣
渡辺｢あ、止めないんだ｣
宮舘｢だってそうじゃないと康二死んじゃうじゃん｣
完全に2人のペースに飲まれている向井の頬を、渡辺がむに、と掴む。
渡辺｢つまり、そういう事！康二が思い詰める必要ないって事｣
宮舘｢遠慮しなくていいって事だよ｣
渡辺｢吹っ切れちゃえ｣
心情の理解は全くと言っていい程出来なかった。
けれど、何だかその言葉が少し嬉しくて。
｢…うん｣とだけ零した声に、微かに嬉しさが垣間見得てしまった。
佐久間｢何か最近康二明るくなったよね〜｣
渡辺｢ふふ、そうだね｣
佐久間｢およ？…さてはお主何か知っておるな？｣
渡辺｢さぁどうでしょう？｣
佐久間｢あぁー！それは知っておるな！知っておるなぁ！？｣
後日、佐久間と渡辺がそんな会話をするくらいに、
向井が元来の素の部分を見せるようになった、というのは。
まだ本人は気付いていないようだ。
Rc30:キャンプに行く時は頭のネジを忘れな…ってちょっと聞いてる！？→←＊
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☆(プロフ) - 初めまして！最初から全部読みました！とても楽しかったです！お話は終わってしまいましたが、次回作も楽しみにしてます。これからも応援してます。頑張ってください！ (2020年3月13日 0時) (
レス) id: e1dc0757dd (このIDを非表示/違反報告)
あいり - はじめから読んでた大ファンです！終わってしまったのがとても寂しいです...読みながら1人で泣いたりしてました、、、次回作も楽しみです！！本当にお疲れ様でした。 (2020年3月11日 18時) (レス) id: 3f6576ce64 (このIDを非表示/違反報告)
月城(プロフ) - 完結お疲れ様です！この作品たぶん占ツクで一番好きな作品です。次回作も楽しみに待ってます(*｀▽´*) (2020年3月10日 22時) (レス) id: 8e4065c834 (このIDを非表示/違反報告)
ラナ - 始めから読んでいた大ファンです！お疲れ様でした！ありがとうございました！ (2020年3月10日 19時) (レス) id: 2b683dc857 (このIDを非表示/違反報告)
なつみ - はじめまして。完結お疲れ様でした。とてもとても楽しかったです。こんなに更新が楽しみなお話は初めてだったのではと思うほどに。ストーリーの設定から1人1人の設定も凄く良かったです。目の色を現す言葉選びもとても素敵でした。楽しい時間をありがとうございました。 (2020年3月10日 18時) (レス) id: eda40c9eaa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：湊都 | 作成日時：2020年3月5日 14時
