Ex:幼馴染みが羨ましい話 ページ37
目黒｢…｣
密かに、なのだが。
そしてこれは今まで誰にも言った事がないのだが。
宮舘｢翔太、風呂掃除｣
渡辺｢あーうん…｣
宮舘｢体調悪いなら代わりにやっとく｣
渡辺｢いや、いい。じゃないとまたやんや言われそうだし｣
目黒は幼馴染みというものが羨ましい。
子供の頃から可愛げ無い子供だったと思う。
｢カッコつけてる｣なんて言われた事もあった。
そんな自分に幼馴染みどころか仲のいい人すら片手で数えられるくらいしかおらず。
ここに来てやっと気軽に軽口を叩ける人が出来た、というレベルだ。
だから、｢幼馴染み｣というものが羨ましい。
目黒｢体調悪いの？｣
渡辺｢あ、めめ。大丈夫だよ、多分この前の疲れが響いてるだけだと思う｣
宮舘｢もう若いって言えないしな｣
渡辺｢めめはこんな風になっちゃ駄目だよ｣
宮舘｢俺みたいな人目指したらいいよ｣
目黒｢俺もロイヤルになるの？｣
宮舘｢ようこそ王国へ｣
渡辺｢この後お茶会でもする？｣
目黒｢勝手に王国入りされてるんだけど…｣
渡辺｢まぁじゃあ俺の部屋で待っててよ。王国入りはともかく、紅茶とかお菓子とかどう？｣
目黒｢別に暇だからいいけど…｣
渡辺｢美容効果のある茶葉、この前買ったんだ｣
目黒｢もしかしてそれが飲みたくて言った？｣
宮舘｢100%そうだな｣
渡辺｢いいでしょ別に！まあ待っててよ、舘さん、風呂掃除しに行こう｣
宮舘｢薔薇でも浮かべておくか｣
渡辺｢佐久間とかふっか辺りが遊びそうだけど…じゃあ先部屋で待ってて！｣
目黒｢…いいなぁ｣
渡辺｢え？｣
目黒｢あ｣
つい声が漏れてしまった。バレた。やらかした。
渡辺｢何？もしかして風呂掃除したかった？｣
前言撤回。渡辺が鈍感でよかった。
宮舘が呆れたように溜息をつくと、無理矢理渡辺を引っ張って行く。
宮舘は、気付いてしまってるだろう。
後で何かお礼をしないと…。…宮舘王国入り？
そんな思考をぐるぐる回しながら目黒は渡辺の部屋へと向かった。
ちなみにその日の浴槽には薔薇が浮いていた。
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サラダ(プロフ) - 湊都さん» ありがとうございます！ちなみにめめは佐久間のこと君づけします、。ホントにたくさんすいません、！ (2020年2月14日 22時) (
レス) id: a856ca8d9b (このIDを非表示/違反報告)
湊都(プロフ) - サラダさん» ありがとうございます（土下座）。呼称は本当にわからないのでありがたいです。書き直します。 (2020年2月14日 21時) (レス) id: 9124562c1c (このIDを非表示/違反報告)
サラダ(プロフ) - 紅一点小説を書いているものです。Twitterで見かけて読んでみたらはまりました！！ページ21の紫色の目をした軍人というあたりで"ふっかくん"と読んでいますが、康二君は"ふっかさん"って言います。ぜひ知っていていただきたいです！！ (2020年2月14日 19時) (レス) id: a856ca8d9b (このIDを非表示/違反報告)
おちゃ(プロフ) - 湊都さん» お答えいただきありがとうございます。あべさくですね！色の表現も素敵です！変な質問失礼しました。 (2020年2月5日 20時) (レス) id: aae655c3b8 (このIDを非表示/違反報告)
湊都(プロフ) - かごめさん» ありがとうございます。刺さっていただいたようで何よりです (2020年2月5日 19時) (レス) id: 9124562c1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：湊都 | 作成日時：2020年1月30日 1時
