第4話 ページ6
千歳side
天方「…さん…さん」
私たちのクラスの担任、天方美帆先生・通称「天ちゃん先生」は出席をとるため生徒一人一人名前を呼んでいた
天方先生は今年来た新任の教師で古文担当である
天方「七瀬遙さん」
天方先生はハルを女性と間違ったのか「さん」づけで呼んだ
周りにいた子達はクスクスと笑っていた
真琴「先生！遙は男です！」
すぐに真琴はハルのフォローに回った
すると天方先生は「あら！本当！」と驚く
ハルはムスッとした顔で窓の方を向いた
女の子に間違われるのは、確かに他の男の子でも嫌に決まってる
天方「ごめんなさい！七瀬君！確か昨日はお休みだったわよね？新しくこのクラスを受け持つことになった天方美帆です。よろしく」
授業が終わり、昼休みになった
千歳「ハル、何たそがれてるの？」
私は一人で外の景色をぼんやり見てるハルの席に近寄った
遙「別に。夢破れてしょうがなく教師になった奴が生徒に教えるってどうなんだと思っただけだ」
千歳「ああ、天方先生のこと？てか、本当辛辣だよね…」
ハルの言葉に苦笑いを浮かべる
真琴「ハル、千歳。屋上で食べようか」
真琴はお弁当を手に持って私たちのところにやって来た
千歳「うん。ほら、ハルも行こう！」
遙「…」
私たちはお弁当を持ち、屋上へ行くため教室へ出た
遙「昼飯持ってきてない」
千歳「え！持ってきてないの！？」
真琴「購買で何か買えば？あ、それとこれ食べる？スルメイカ」
真琴はスルメイカを出してきた
千歳「真琴、私にも少しちょうだい」
真琴「うん、いいよ。」
真琴がスルメイカを差し出すと、私は二、三本ほど手に取りそのまま口に持って行った
千歳「は〜、やっぱり小腹が空いたときに食べると美味しいよね！」
遙「あんまり食べてるとそのうちイカになるぞ」
千歳「なっ！？ちょっとそれどういう意味！？」
真琴「まあまあ二人共…」
スルメイカを食べてイカになるなんて聞き捨てにならない
ハルを睨む私を真琴が宥めようとした、その時だった
？「ハルちゃん！マコちゃん！ちーちゃん！」
階段の踊り場から私達を呼ぶ声が聞こえた
踊り場をみると黄色の髪の男の子が笑顔でこちらを見ていた
？「久しぶり！僕も岩鳶高校に入ったんだ！」
その男の子に私たちは「あっ！」と彼のことを思い出した
三人「渚/君！？」
渚という男の子はニコッと笑った
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倉野柚稀(プロフ) - **RUNAさん» RUNAさん、こんばんは！とても嬉しいコメントありがとうございます！頑張って更新しますので引き続き応援をよろしくお願いします(*´﹀`*) (2021年10月3日 0時) (
レス) id: e0fd67cf7a (このIDを非表示/違反報告)
**RUNA(プロフ) - 応援してます(๑•̀ㅂ•́)و✧更新頑張ってください！！ (2021年10月2日 22時) (レス) id: 8f42e912d6 (このIDを非表示/違反報告)
倉野柚稀(プロフ) - 白奈さん» こんにちは、とても嬉しいコメントありがとうございます(*´﹀`*)これからも少しずつ直しながら更新していく予定なので、是非最後までお付き合い頂けると嬉しいです！ (2021年9月27日 13時) (レス) id: e0fd67cf7a (このIDを非表示/違反報告)
白奈(プロフ) - リメイク版の今後の展開もとても楽しみです！ (2021年9月27日 10時) (レス) id: ab21e29371 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：倉野柚稀 | 作成日時：2021年9月23日 23時
