第3話 ページ5
千歳side
学校に着いた私は、昇降口で上履きに履き替え教室に向かった
クラスは１組、幼馴染の真琴と遙と一緒のクラスだ
千歳「ハル、今日は学校に来てるかな？」
きっと水に浸かりすぎて風邪でも引いたのかと思い、若干呆れた表情を浮かべた
「ハル」というのは幼馴染の七瀬遙のことだ
気がつくと、いつの間にか教室の前に着いていた
千歳「よいしょっと」
自分の机にカバンを置き椅子に座った
すると一人の女子が私の席に近づいてきた
衿奈「おはよう千歳！」
千歳「あ、おはよう衿奈。」
衿奈「そしてナイスタイミング！」
千歳「ナイスタイミング？」
友達の平尾衿奈の言葉に首をかしげた
衿奈「今日提出する英語の宿題…昨日寝ちゃって何もやってないの！だから助けて！」
衿奈は私に懇願をしてきた
何故かと言うと、昨日始業式だったが新学期始まって早々宿題が出たのだ
千歳「何もやってないって、全部？」
衿奈「うん、全部！お願いだよ千歳〜！後で何か奢るから！」
衿奈は必死で私に頼んでくる
その姿を見て、私は溜息をし仕方なく解答済みの英語のプリントを渡した
千歳「イワトビックリパン２つとカフェオレでお願い」
衿奈「えっ！欲張りすぎない？！」
千歳「欲張ってなんかないよ。これでも妥協しているんだから」
衿奈「どこがよ！？」
文句を言う衿奈は頬を膨らませる
勿論、タダで見せるわけにはいかない
？「何朝から騒いでるの？」
千歳「あっ、真琴。」
急に話しかけてきた人物に私は気づく
その正体は幼馴染の一人、橘真琴だった
千歳「おはよう、今日は少し遅かったね」
真琴「うん、今日はハルを迎えに――」
衿奈「聞いてよ橘君！千歳酷いんだよ！」
衿奈は真琴に今の会話の内容を言いつける
真琴「平尾さんどうしたの？」
衿奈「私が宿題やるの忘れて、見せてもらう代わりに奢るって言ったのよ。そしたらこの子、イワトビックリパン２つとカフェオレ要求してきたの！」
千歳「奢るって言ったの衿奈のほうじゃん。ケチ。」
真琴「あ、あはは…」
真琴は苦笑いを浮かべる
千歳「そういえば、ハルは？」
真琴「ん？あれ、一緒に来たはずなんだけど…あ、来た！」
入り口から入ってきたのはもう一人の幼馴染、七瀬遙だった
千歳「ハル、おはよう！」
遙「…おはよう」
ハルは自分席に静かに座った
私は遙が座るのを見届けると丁度始まりのチャイムが鳴ったのだった
追加
平尾衿奈(ひらお えりな)
千歳の友人
写真部に所属している
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーアルファベット
X
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倉野柚稀(プロフ) - **RUNAさん» RUNAさん、こんばんは！とても嬉しいコメントありがとうございます！頑張って更新しますので引き続き応援をよろしくお願いします(*´﹀`*) (2021年10月3日 0時) (
レス) id: e0fd67cf7a (このIDを非表示/違反報告)
**RUNA(プロフ) - 応援してます(๑•̀ㅂ•́)و✧更新頑張ってください！！ (2021年10月2日 22時) (レス) id: 8f42e912d6 (このIDを非表示/違反報告)
倉野柚稀(プロフ) - 白奈さん» こんにちは、とても嬉しいコメントありがとうございます(*´﹀`*)これからも少しずつ直しながら更新していく予定なので、是非最後までお付き合い頂けると嬉しいです！ (2021年9月27日 13時) (レス) id: e0fd67cf7a (このIDを非表示/違反報告)
白奈(プロフ) - リメイク版の今後の展開もとても楽しみです！ (2021年9月27日 10時) (レス) id: ab21e29371 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：倉野柚稀 | 作成日時：2021年9月23日 23時
